マレーシアに住んでいると、「あれ、今週も祝日があるの?」と驚くことはありませんか?
実は2026年の5月・6月は、有給休暇をうまく組み合わせることで最大9連休を作り出せる、旅行好きには絶好の時期です。日本のゴールデンウィークのような大型連休を「自分でデザインする」のがマレーシア流の休日活用術。今回はその攻略法をご紹介します。
マレーシアの祝日制度を知ろう
まず、マレーシア独自の祝日体系を押さえておきましょう。
| 種類 | 概要 | 日本との比較 |
|---|---|---|
| 連邦祝日 | 全国共通(年12〜14日) | 日本の国民の祝日に相当 |
| 州祝日 | 州ごとに異なる(スルタン誕生日など) | 都道府県別の祝日はない(日本にはない概念) |
| 振替休日 | 祝日が日曜日と重なった場合、翌月曜が休日に | 日本と同じルール |
日本の祝日が年16日なのに対し、マレーシアの連邦祝日は約12〜14日。一見少なく見えますが、州祝日が加わると日本と同等かそれ以上の休日数になることも多く、「うまく繋げる技術」さえ身につければ日本よりずっとお得に休めます。
5月・6月の主要祝日
2026年の5月・6月には、週末に近い位置に複数の祝日が配置されています。
| 月 | 祝日名 | 日本での類似行事 |
|---|---|---|
| 5月1日 | 労働者の日(Hari Pekerja) | 日本のメーデー(日本では祝日ではない点が違う) |
| 5月中旬 | ウェサク・デー(Hari Wesak) | 花まつり(4月8日)に相当。釈迦の誕生日 |
| 6月初旬 | 国王陛下のお誕生日 | 天皇誕生日(2月23日)に相当 |
ウェサク・デーは仏教の祭日。中華系マレーシア人を中心に、寺院への参拝や家族での食事が行われます。日本の「花まつり」はお寺だけの行事ですが、マレーシアでは国全体が休む大きな祝日です。
「祝日ブリッジ」戦略で連休を作る
マレーシアで広く知られる休暇テクニックが「ブリッジ(Bridge)」戦略です。祝日と週末の間にある平日に有給を1〜2日取ることで、5〜9日間の連続休暇を実現します。
パターンA:労働者の日(5月1日・金曜日)活用例
| 日付 | 曜日 | 区分 |
|---|---|---|
| 4月29日(水) | 水曜 | 通常勤務 |
| 4月30日(木) | 木曜 | 有給1日 |
| 5月1日(金) | 金曜 | 🎉 労働者の日(祝日) |
| 5月2日(土) | 土曜 | 週末 |
| 5月3日(日) | 日曜 | 週末 |
| 5月4日(月) | 月曜 | 有給1日 |
→ 有給2日だけで4連休が完成!
パターンB:ウェサク・デー週(5月中旬)活用例
ウェサク・デーが日曜日に当たる年は翌月曜が振替休日になります。その前後に有給を1〜2日追加すれば、最長5日間の連続休暇に。
パターンC:5月末〜6月初旬の超大型連休
5月後半の週末から国王誕生日(6月初旬)にかけて、計4〜5日の有給を取ることで最大9日間の連続休暇が実現します。これは日本のゴールデンウィーク(最大10日程度)に匹敵するボリュームです。
日本との違い:休暇取得の文化
| 項目 | マレーシア | 日本 |
|---|---|---|
| 申請のしやすさ | 権利として当然取るのが一般的 | 「申し訳ない」文化が残る職場も |
| 事前申請期間 | 1〜2週間前が多い | 1ヶ月以上前が必要な職場も |
| 連続取得 | 1〜2週間も珍しくない | 1週間以上は取りにくいケースも |
| 周囲の目 | 気にしない・お互い様 | 気を使う雰囲気が残る |
マレーシアでは「有給は権利」という意識が強く、祝日を絡めた長期休暇取得に後ろめたさを感じる必要はまったくありません。日本人の方も、現地の文化に合わせて積極的に活用しましょう。
日本人が知っておくべきこと
おすすめの連休の過ごし方
- 近隣国への旅行:シンガポール(バスで約5時間)、タイ・バンコク(直行便多数)、インドネシア・バリ島
- マレーシア国内:ペナン(世界遺産の旧市街)、ランカウイ(免税リゾート島)、コタキナバル(ボルネオの自然)
- 航空券の早期予約:Air Asia(エアアジア)やBatik Air(バティックエア)の早割は3〜4ヶ月前が狙い目
注意点
- 人気スポットは早めに動く:マレーシア全土で同じタイミングに休むため、人気観光地やホテルはすぐ埋まります
- 祝日中の営業確認:GrabFood(フードデリバリーアプリ)やGoogle Mapsで事前に確認を
- 有給申請は早めに:特に外資系企業では、人気の時期は取り合いになることも。HR(人事部)に早めに相談を
- ウェサク・デーは寺院が混雑:中華系の友人がいれば、一緒にお祝いの席に誘ってもらえることも。異文化体験のチャンスです
5月・6月の祝日は、マレーシア生活を思いきり楽しむ絶好のチャンスです。「有給が少ない」と嘆く前に、まずカレンダーを広げてシミュレーションしてみてください。計画次第で、驚くほどの長い休みが作れますよ。
写真: Muhammad Faiz Zulkeflee / Unsplash
出典: Leesharing の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。祝日の日程・有給申請ルールは会社・州によって異なります。最新情報は公式カレンダーおよびお勤め先の人事部でご確認ください。


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