眼鏡チェーンFOCUSP株、配当5.9%で注目

マネー・生活費

マレーシアに住んでいると、ショッピングモールで「Focus Point」という眼鏡ショップを見かけたことがある方も多いのではないでしょうか?

実はこの眼鏡チェーン、マレーシア証券取引所(Bursa Malaysia)のメインボードに上場している投資銘柄でもあります。2026年8月、大手証券会社Maybank Investment Bank Researchが「アウトパフォーム(市場平均を上回る見込み)」の推奨を出し、下半期への期待が高まっています。


Focus Point(FOCUSP)とはどんな会社?

Focus Point(焦点眼鏡)は、マレーシア全土のショッピングモールを中心に展開する眼鏡・コンタクトレンズ専門チェーンです。視力検査サービスも充実しており、単なる眼鏡屋というより「目の健康をサポートするお店」という位置づけです。

日本でいえばJINS(ジンズ)やZoff(ゾフ)のような存在ですが、マレーシアでは視力矯正の専門性をより前面に出している点が特徴的。価格帯もフレーム+レンズでRM300〜800(約1.2万〜3.1万円)程度と、日本の有名チェーンより若干高めの印象です。


2026年第2四半期決算:眼鏡部門が牽引

指標 数値 日本円換算(1RM=39.3円・8月21日時点)
第2四半期売上高 RM75.5百万(前年比+3.8%) 約29.7億円
眼鏡小売部門 前年比+8.1% 主力部門が全体を牽引
飲食部門売上 RM9.4百万(前年比-15.8%) 約3.7億円
税引前損失 RM0.5百万(縮小傾向) 約1,965万円

全体売上は前年比3.8%増と堅調。特に本業の眼鏡小売が8.1%増と好調な一方、飲食部門は不採算店舗の閉鎖によって15.8%の減収となりました。これは経営の「選択と集中」によるもので、損失の縮小という結果につながっています。


投資指標:配当利回り5.9%が光る

投資指標 数値 補足
銘柄コード FOCUSP(0157) メインボード・消費財セクター
現在株価(8/21時点) RM0.525(52.5セン) 約20.6円
アナリスト目標株価 RM0.62(62セン) 約24.4円(約18%の上昇余地)
予想PER(FY2026) 7.6倍 日本株TOPIXの14〜16倍より割安感
予想配当利回り(FY2026) 5.9% 日本株平均(約2%)の約3倍
予想EPS(FY2026) 6.7セン

推奨元:Maybank Investment Bank Research(「アウトパフォーム」)


なぜ下半期が注目されるの?

① 眼鏡市場の成長トレンド

マレーシアでは近視人口の増加やスマートフォン使用時間の長時間化が進んでおり、眼鏡・コンタクトレンズの需要は拡大基調。この恩恵を正面から受けるFocus Pointにとって、外部環境は追い風です。

② 不採算事業の整理が一段落

飲食部門の不採算店舗閉鎖は既に完了しており、下半期は固定費が減少したうえで本業の成長を享受できる局面。アナリストが黒字転換を期待する根拠がここにあります。

③ 低PER+高配当という割安感

PER7.6倍は、マレーシア株市場全体の平均(15〜18倍程度)と比較しても低く、配当利回り5.9%は実質的なインカムゲインとして魅力的な水準です。


日本人向けメモ:Bursa Malaysia投資の基礎知識

マレーシア在住の日本人がBursa Malaysiaへの投資を検討する際のポイントをまとめました。

項目 Bursa Malaysia 東京証券取引所(参考)
配当課税 原則非課税 約20.315%
取引通貨 マレーシアリンギット(RM) 日本円(JPY)
口座開設先 Maybank Securities・Public Bank Berhad 等 日本の証券会社
最低投資単位 100株 銘柄による(多くは100株)
配当の受取 RMで入金 円で入金

注意しておきたいこと

  • 通貨リスク:リンギット安が進むと、円換算でのリターンは目減りします。為替動向を常に意識しましょう。
  • 流動性リスク:FOCUSPは低位株(RM0.525)のため、売買高が少なく大口取引には不向きな場面も。
  • 配当税制の変化:現在は非課税ですが、マレーシアの税制は変更される可能性があります。
  • 投資は自己判断:この記事は情報提供を目的としており、投資推奨ではありません。必要に応じてライセンスを持つFP(ファイナンシャルプランナー)に相談を。

まずはクアラルンプール市内のショッピングモール(Midvalley Megamall、1 Utama、Sunway Pyramidなど)にあるFocus Point店舗に立ち寄り、ブランドの実力を肌で感じてみるのもよいでしょう。実際の店舗体験が、投資判断のよい出発点になることもありますよ。

出典: China Press の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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