マレーシアで車を運転している方なら、州によって燃料価格が微妙に違う…と感じたことはないでしょうか? そんな複雑な仕組みが、2026年7月1日から大きく変わります。
軽油(ディーゼル)が全国一律RM2.10に
マレーシア政府は、補助金付き軽油の価格を2026年7月1日より全国一律RM2.10/リットルに統一すると発表しました。対象は半島マレーシアだけでなく、サバ州・サラワク州(ボルネオ島側)を含む全土です。
RM2.10を円換算すると約83円/リットル(2026年6月28日時点、1RM≈39.5円)。日本のディーゼル価格が150〜160円/リットル前後であることと比べると、いかに安いかがよくわかります。
燃料価格 比較表(2026年7月〜)
| 燃料種別 | マレーシア価格 | 日本円換算 | 日本との比較 |
|---|---|---|---|
| 軽油(Diesel) | RM2.10/L | 約83円/L | 日本の約半値 |
| RON95ガソリン | RM2.05/L(参考) | 約81円/L | 日本の約60% |
| RON97ガソリン | RM5.15/L(参考) | 約203円/L | ほぼ日本並み |
※RON95/RON97は参考値。軽油の新価格は2026年7月1日適用。
新ルール:軽油購入に「MyKad」提示が必須に
今回の最大の変更点は、補助金価格(RM2.10)で軽油を買うにはMyKad(マイカード)の提示が必要になることです。
MyKadとは? マレーシアの国民IDカードで、日本のマイナンバーカードに相当するものです。マレーシア市民や永住権保持者が持つ身分証で、これを提示することで補助金価格が適用される仕組みになります。
日本でたとえるなら、「マイナンバーカードを見せないとガソリンが補助価格で買えない」というイメージです。
なぜMyKadが必要になるの?
マレーシアの燃料補助金はもともと「自国民の生活を守る」ための制度。しかしこれまでは誰でも安く買える仕組みだったため、業者による大量買い占めや外国人への流用が問題視されていました。今回の改正で、補助金の恩恵を受けられる人を「資格のある市民・居住者」に絞る形になります。
BUDIディーゼルプログラムはどうなる?
トラック運転手など特定職業向けに運用されてきたBUDIディーゼルプログラムは、今回の統一価格化に伴い廃止される方向との報道もあります。詳細は政府の公式発表待ちですが、該当する方は今後の動向に注意が必要です。
日本人が知っておくべきこと
| 対象者 | 影響と注意点 |
|---|---|
| 旅行者(レンタカー利用) | MyKadを持たないため補助金価格が適用されない可能性あり。旅行前にレンタカー会社に確認を |
| 就労ビザ保持者 | MyKadを持たない外国人は市場価格(非補助価格)での給油になる可能性あり |
| MM2H・永住権保持者 | MyKad所持者なら対象になる可能性あり。自身の資格状況を確認 |
| マレーシア市民の家族・友人 | 給油時にMyKadを忘れずに |
なお、外国人向けの非補助価格がいくらになるかなど、実施細則は2026年7月1日以降に順次明らかになる見込みです。現地で軽油車を運転する方は、ガソリンスタンドでの案内に注目しておきましょう。
まとめ
2026年7月1日から、マレーシアの補助金付き軽油は全国一律RM2.10/リットル(約83円)に統一されます。購入時にはMyKadの提示が必要となり、恩恵を受けられるのはマレーシア市民・資格者に限定される見通しです。
日本と比べれば依然として安い燃料価格ですが、外国人居住者・旅行者にとっての影響がどう落ち着くか、7月以降の政府発表に引き続き注目しておきましょう。
写真: WinYee Chong / Unsplash
出典: Leesharing の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。


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