マレーシアで株の紙証券が廃止へ!投資家が知るべきこと

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「株を持ったら紙の証明書が届いた」——マレーシアで投資を始めた方の中には、そんな経験をした方がいるかもしれません。Bursa Malaysia(バーサ・マレーシア、マレーシア証券取引所)は現在、「ジャンボ証券(Jumbo Certificate)」と呼ばれる実体の紙株券を廃止し、完全無紙化(ペーパーレス)を目指す計画を進めています。

「紙の株券」って何?なぜ廃止するの?

マレーシアの株式市場では、特定の状況で実体の紙の証券(Jumbo Certificate)が発行されてきました。法人や大口投資家が複数の株式をまとめた一枚の証明書で、日本でいうかつての「株券」に相当します。

日本ではすでに2009年に株券が全面電子化され、現在は証券会社の口座で電子管理するのが当たり前です。マレーシアはその約16年遅れで、いよいよ同じ道を歩もうとしています。

段階的に進む「完全無紙化」計画

フェーズ 開始時期 対象
Phase 1(実施中) 2025年8月1日〜 REIT(不動産投資信託)、ETF(上場投資信託)、仕組みワラント、ビジネストラスト、ボーナス株式仮配分通知
Phase 2(提案中) 協議中 全有価証券に無紙化を拡大

Phase 1 はすでに動いており、2026年8月28日時点で2,700件以上の無紙化発行が完了しています。

なぜ今、無紙化なのか?

  1. 手続きの簡素化 — 紙証券の受け渡し・紛失リスクが消える
  2. 業務効率の向上 — 株式発行・移転がスピードアップ
  3. オペレーショナルリスク低減 — 盗難・偽造・紛失がゼロに
  4. 管理コストの削減 — 保管・印刷・郵送コストが不要に

日本との比較

項目 日本 マレーシア
株券電子化 2009年完了(JASDAQで管理) Phase 2移行後(未定)
管理機関 JASDEC(日本証券保管振替機構) Bursa Depository
投資口座 証券会社の特定口座・一般口座 CDS(Central Depository System)口座
移行の強制力 法律(社債株式等振替法)で義務化済み 現在パブリックコンサルテーション中

日本では電子化後、配当金の受け取りや株式売買がすべてオンラインで完結し、「証書をどこにしまったか分からない!」という事態もなくなりました。マレーシアも同じ道を歩むことで、投資環境がさらに整備されます。

2026年10月13日までパブリックコンサルテーション実施中

現在、Phase 2(全有価証券への無紙化拡大)について、一般からの意見を募集しています。

  • コンサルテーション期間: 2026年9月11日〜2026年10月13日(6週間)
  • 目的: 投資家・企業・市場参加者から幅広く意見を収集

日本人投資家が知っておくべきこと

マレーシア株に投資している、または投資を検討している日本人在住者にとって、これは基本的にプラスのニュースです。

CDS口座で電子管理している方は特に手続き不要(すでに電子化済み)

紙証券を保有している方は早めの電子化を(Bursa Depositoryに問い合わせを)

REITやETFはPhase 1でもうペーパーレス化済み(すでに2,700件以上完了)

マレーシアの株式市場は外国人でもCDS口座を開設して投資可能です。完全電子化が完了すれば、日本の証券口座と同様にオンラインで管理できるようになり、長期在住・永住を考えている方の資産形成の選択肢としてさらに使いやすくなるでしょう。

写真: Esmonde Yong / Unsplash

出典: China Press の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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