双威医療センター上場!医療観光で利益43%増の理由

マネー・生活費

マレーシアに住んでいると、「日本より医療費が安い」という話を一度は耳にしたことがあるはず。でも、実際のマレーシアの民間病院のクオリティはどうなのでしょうか?

その答えのひとつが、2026年3月18日に株式市場へ上場する双威医療センター(Sunway Medical Centre)の業績数字に表れています。

双威医療センターとは?

サンウェイグループ(Sunway Group)傘下の民間病院で、クアラルンプール郊外のスバンジャヤ(Subang Jaya)とバンサーサウス(Bangsar South)に拠点を持つ、マレーシア最大規模の民間医療グループのひとつです。国際医療認証JCIを取得しており、設備・サービスともに世界基準を誇ります。

驚きの業績数字

2025年10〜12月期(Q4)の業績は以下の通りです。

指標 Q4 2025 前年同期比
純利益 RM1億1,238万(約37億円) +43.3%
売上高 RM6億1,460万(約203億円) +21.0%
外国人患者売上 RM9,150万(約30億円) +53.0%

純利益が前年比43%増——これは、マレーシアの民間病院が世界規模で注目される医療観光(メディカルツーリズム)の追い風を強く受けていることを示しています。

外国人患者はどこから来る?

外国人患者の主な出身国はインドネシア、中国、カンボジアの3か国。日本でいえば、タイや韓国に歯科治療・美容整形のために渡航する「医療ツーリスト」と同じ構図ですね。マレーシアはASEAN圏の医療ハブとして確固たる地位を築きつつあります。

なぜマレーシアが医療観光の目的地なのか?

比較項目 日本 マレーシア(双威等)
診察待ち時間 数時間〜当日不可も 予約制で比較的スムーズ
英語対応 限定的 ほぼ全スタッフ対応可
医師の経歴 国内大学中心 欧米・豪州留学経験者も多い
入院室 大部屋がデフォルト 個室が標準
費用感 高額(保険適用前提) 日本の1/3〜1/2程度

特に歯科治療・がん治療・心臓外科手術・整形外科などは、費用対効果の面でマレーシア民間病院が強みを発揮しています。

2026年の見通し

双威医療の2025年通年純利益はRM2億5,220万(約83億円)と、売上は前年比19%増で堅調に成長。2026年は新病棟の稼働拡大とともに「慎重ながらも楽観的」な見通し。グローバルなサプライチェーン混乱(医療機器・薬品の仕入れコスト上昇)が潜在リスクとして挙げられていますが、需要の堅調さがそれを上回ると見られています。

日本人向けメモ

在マレーシアの日本人にとって双威医療は身近な存在です。

  • 保険対応: 駐在員保険・海外旅行保険の指定病院として幅広く対応。緊急時も安心して受診できます。
  • 日本語サポート: 日本語コーディネーターや通訳サービスがある場合も。受診前に確認しておくと安心。
  • 健診パッケージ: 日本の人間ドックに相当する「Health Screening Package」が充実しており、RM500〜2,000(約1.7万〜6.6万円)程度で包括的な健診が受けられます。日本の人間ドックが3〜10万円であることを考えると、割安感があります。
  • セカンドオピニオン活用: 日本の病院で診断を受けた後、マレーシアで継続治療というケースも増えています。

マレーシアの医療は「安かろう悪かろう」ではありません。今回の上場を機に、その実力が国際的にさらに注目されそうです。

写真: You Le / Unsplash

出典: China Press の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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