マレーシアで「目の治療を受けたいけど費用が心配」と思ったことはありませんか?白内障手術やLASIK(レーシック)は自費診療が基本で、まとまった出費になりがち。そんな課題に応える新たな仕組みが誕生しました。大手眼科専門チェーン「Optimax Eye Specialist Centre(オプティマックス)」が、マレーシア協同組合連合「ANGKASA(アンカサ)」傘下の MyANGKASA Holdings と提携を結び、給与天引きによる医療費支払い制度を導入したのです。
Optimax とは?
Optimaxは、LASIK・白内障・網膜・緑内障などを専門とするマレーシア国内最大級の眼科クリニックチェーンです。クアラルンプールをはじめ全国に複数の専門外来センターを展開しており、英語対応スタッフが在籍しているため、日本人駐在員の利用者も少なくありません。
ANGKASA ってどんな組織?
ANGKASA(Angkatan Koperasi Kebangsaan Malaysia)とは、日本語に訳せば「マレーシア全国協同組合連合」。日本でいう生協(生活協同組合)やJA(農業協同組合)の全国組織に相当する存在です。政府系職員・教師・準公務員を中心に数百万人の組合員を擁し、医療・住宅・消費など幅広いサービスを提供しています。
今回の提携内容
2026年3月9日、OptimaxとMyANGKASA Holdingsが覚書(MOU)に署名しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象サービス | Optimax施設での眼科治療全般(診察・処置・手術) |
| 支払い方法 | e-SPGA(給与天引きシステム)による分割払い |
| 対象者 | ANGKASA加盟の協同組合員 |
| MOU有効期間 | 1年間(書面合意により延長可能) |
| 付帯活動 | 目の健康啓発イベント・共同マーケティング活動 |
「e-SPGA」とは? 日本の制度と比較
e-SPGAは Sistem Potongan Gaji ANGKASA の略で「ANGKASA給与控除システム」のこと。毎月の給与から医療費を自動天引きする仕組みです。
日本でたとえるなら、会社の健康保険組合が提携病院と協定を結び、自己負担分を給与から自動天引きするイメージです。ただし日本の健康保険と異なり、マレーシアのLASIK等の眼科手術は公的医療保険の対象外。e-SPGAは保険給付ではなく「分割払いのための天引き」という点が特徴です。
| 比較項目 | 日本(健康保険) | マレーシア(ANGKASA e-SPGA) |
|---|---|---|
| 対象者 | 社会保険加入者全般 | ANGKASA加盟の協同組合員 |
| 仕組み | 窓口負担+保険給付 | 給与から毎月自動天引き |
| 眼科手術 | 原則対象外(LASIK等) | 提携病院での分割払いが可能 |
| 目的 | 医療費の自己負担軽減 | 高額治療費の分割払い支援 |
なぜこの提携が重要なのか
マレーシアでは眼科手術はほぼ全額自費。たとえばLASIKは両目で RM 3,000〜8,000(約99,000〜264,000円) が相場で、一括払いは中低所得層には大きな負担です。e-SPGAによる給与天引き分割払いは、「受けたくても受けられなかった治療」への扉を開く仕組みといえます。
Optimaxにとっても、政府系・準公務員を中心とする数百万人のANGKASA組合員が新たな顧客層となるため、双方にとって大きなメリットがあります。
日本人向けメモ
e-SPGAはANGKASA加盟の組合員向けのため、日本人駐在員は対象外です。ただし、Optimax自体は日本人でも通常料金(現金・クレジットカード払い)で受診可能。英語対応スタッフが在籍しており、近視矯正・白内障治療などは日本と比べて費用が抑えられるケースもあります。
眼科治療を検討している方は、まずOptimaxの無料カウンセリング(予約制・英語対応)を活用してみてください。クアラルンプール市内を含む全国複数拠点で受診できます。
写真: Cecelia Chang / Unsplash
出典: China Press の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。


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