プロトン快進撃!2ヶ月で販売58%増の理由

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マレーシアの道路を走っていると、必ずと言っていいほど目にする「P」マークの車。それがマレーシア国民車ブランドプロトン(Proton)です。2026年に入り、そのプロトンが驚異的な販売記録を叩き出しています。

プロトンとは?マレーシアの「国民の足」

プロトンは1983年設立のマレーシア国産自動車ブランドです。日本でいうと「国策として誕生したトヨタ」のようなイメージが近いかもしれません。現在は中国の吉利汽車(ジーリー)と提携し、技術面でも急速に進化中。

マレーシアの道路ではプロトンペロドゥア(Perodua)の2大国産ブランドが圧倒的シェアを誇ります。日本でいえば、トヨタと日産だけで市場の60〜70%を占めているような状況です。

2026年の販売データ:15年ぶりの快挙

期間 販売台数 前年比
2026年1月 19,750台 +104%
2026年2月 13,566台 +21%
2026年1〜2月合計 33,399台 +58%

特筆すべきは2026年1月の19,750台。これはプロトンにとって過去15年間で最高の月間販売台数という歴史的記録です。2月のマーケットシェアは25.6%、1〜2月累計では28.5%に達しています。

ベストセラーはやっぱりSaga(セーガ)

プロトンの顔ともいえるSaga(セーガ)は、2月だけで6,047台を販売、1〜2月累計では16,332台(前年比+70%)と圧倒的な存在感を示しています。

SagaはRM 32,800〜(約108万円)から購入できるエントリーモデル。日本の軽自動車に近い立ち位置で、「とにかく安く実用的な車が欲しい」という層に絶大な支持を集めています。

モデル 特徴 価格帯(RM) 日本円換算 こんな人向け
Saga コンパクトセダン。燃費良好、維持費安 RM 32,800〜 約108万円〜 初めての車・通勤用
S70 Cセグメントセダン。吉利技術搭載 RM 73,800〜 約244万円〜 快適性重視・ファミリー

新型S70が1ヶ月で5,000件の予約を獲得

2026年モデルのProton S70は発売から1ヶ月も経たないうちに約5,000件の事前予約を獲得。1〜2月の販売は前年比52%増と急成長中です。

S70は吉利の技術をベースにした中型セダンで、安全装備・インフォテインメントが充実。「日本車の信頼性に近づいてきた」と現地ユーザーの評価も急上昇しています。

なぜ今、プロトンが売れているのか?

1. 国民感情と価格競争力

マレーシアでは国産車に大幅な減税優遇があり、同クラスの輸入車と比べて20〜40%安く購入できます。日本でいえば「国産車なら消費税ゼロ」くらいの差があるイメージです。

2. 吉利との提携で品質が向上

2017年に中国・吉利汽車が株式を取得して以来、デザイン・技術・品質管理が劇的に改善。「プロトンは壊れやすい」という旧来のイメージを払拭しつつあります。

3. 2025年末の新型ラッシュ

2025年末に複数の新型・改良モデルが発売され、その効果が2026年1月に爆発的な形で現れました。

日本人向けメモ

在住者・移住検討者の方へ、知っておきたいポイントをまとめました。

  • ローン(HP: Hire Purchase)の金利は年率2〜3%台が一般的で、日本のカーローンとほぼ同水準です
  • 左ハンドル・右側通行:日本と逆なので、移住初期は慣れるまで要注意
  • プロトンのディーラーは全国に充実:クアラルンプール市内だけで数十店舗あり、英語対応は問題なし
  • 中古車市場も活発:mudah.my(マレーシアのメルカリ的サイト)でプロトン中古車を検索可能
  • 駐在員の方:会社支給車がトヨタ・ホンダ等の輸入車になるケースが多いですが、買い物用のセカンドカーとしてSagaを選ぶ日本人家族も増えています

まとめ

プロトンの2026年快進撃は、単なる「安い国産車」から「選ばれる国産車」への変貌を象徴しています。マレーシアの道路を行き交う車の見え方が少し変わってくるかもしれません。車の購入を検討している方は、ぜひプロトンのショールームを覗いてみてください。

出典: China Press の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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