マレーシアに住んでいると、「せっかく現地にいるなら、マレーシアの株式市場に投資してみたい」と思ったことはありませんか?今回注目したいのは、ブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)のメインボードに上場しているテクノロジー企業、益纳利美昌(INARI、証券コード:0166)です。マーキュリー証券がテクニカル買い推奨を出しており、チャート上に強い反転サインが出ています。
INARIとはどんな会社?
INARIはマレーシアを代表する半導体・光電子部品メーカーです。スマートフォンやIoT機器向けのRFモジュールなどを製造し、グローバルなサプライチェーンに深く組み込まれています。
日本でいえば村田製作所や日本電産のような電子部品メーカーをイメージすると分かりやすいでしょう。世界の半導体需要と連動して株価が動くため、テクノロジー全体のトレンドを読むうえでも参考になる銘柄です。
チャートに現れた「逆ヘッドアンドショルダー」
2025年10月の反発を起点に、「逆ヘッドアンドショルダー(倒頭肩底)」と呼ばれるパターンが成立しつつあります。日本の株式投資家にもなじみ深いこのパターンは、一言でいえば下落トレンドの底からの反転サインです。底値圏で3つの谷(両肩・頭部)を形成した後に上抜けすると、上昇トレンドへの転換が確認されます。
2026年6月16日の終値は 2.26RM(約89円)。以下が今回のトレード設定です。
| 指標 | 価格(RM) | 日本円換算(1RM=39.5円) |
|---|---|---|
| 終値(6/16) | 2.26 RM | 約 89円 |
| 推奨エントリー | 2.290〜2.295 RM | 約 90.5〜90.7円 |
| 第1目標価格 | 2.65 RM | 約 105円 |
| 第2目標価格 | 2.77 RM | 約 109円 |
| 損切りライン | 2.105 RM | 約 83円 |
上昇余地は最大約22%(2.26→2.77RM)、損失リスクは約7%(2.26→2.105RM)という設定で、リスクリワード比は3倍超です。
テクニカル指標が示す「二重の強気シグナル」
マーキュリー証券の分析では、2つの主要指標が同時に強気に転じています。
- RSI(相対力指数)が60ラインを上抜け → 強い買い圧力の継続を示唆。ただし過熱域(70超)に近づくため、短期的な調整も想定される
- MACDがシグナルラインをゴールデンクロス → 上昇モメンタムの継続を示す強気サイン
サポートとレジスタンスの構造は以下の通りです。
| 種類 | 価格 | 日本円換算 |
|---|---|---|
| レジスタンス2(第2目標) | 2.77 RM | 約 109円 |
| レジスタンス1(第1目標) | 2.65 RM | 約 105円 |
| 現在値 | 2.26 RM | 約 89円 |
| サポート1 | 2.18 RM | 約 86円 |
| サポート2(損切り目安) | 2.11 RM | 約 83円 |
日本人向けメモ:マレーシア株投資を始める前に知っておくこと
マレーシアに在住・在勤の日本人にとって、現地株式市場への投資は「外貨リスクのヘッジ」「現地経済成長への参加」という観点で選択肢になり得ます。ただし、日本の証券口座とはいくつか違いがあります。
口座開設について
ブルサ・マレーシアで取引するには、Maybank Investment BankやCIMB Securitiesなどの現地証券会社でCDS口座(中央預託システム口座)を別途開設する必要があります。英語対応しているので言語の壁は低めです。
税制のメリット
マレーシアは個人投資家のキャピタルゲインに対する課税が日本と比べて低水準です(2024年以降一部導入されましたが、影響は限定的)。また株式配当の源泉徴収もなく、受取額がそのまま手元に入ります。
外国人の制限
メディアや不動産など一部セクターは外国人持株比率に上限がありますが、INARIのようなテック株は基本的に制限なく投資できます。
注意点
テクニカル分析はあくまで確率論的アプローチです。米中関係や半導体需要など、マクロ経済状況によって大きく動くこともあります。投資判断は必ず自己責任で行い、資産の一部のみを充てるなどリスク管理を徹底しましょう。
出典: China Press の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。


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