マレーシアのマツダ販社が特別配当!業績急回復

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マレーシアでマツダ(Mazda)車を独占販売するBERMAZ Automotive(バーマズ・オートモーティブ、証券コード:BAUTO 5248)が、2026年度第4四半期(2026年2月〜4月)の決算を発表しました。四半期純利益が前年同期比で約2倍(120%増)という力強い回復を見せ、特別配当の実施も決定。マレーシア証券市場で注目を集めています。

BERMAZとは?――マレーシアのマツダを支える会社

BERMAZ Automotive(以下BAUTO)は、マレーシアでのマツダ車の独占輸入・販売を担う上場企業です。日本でいえば「トヨタカローラ全国販売会社」のようなイメージですが、マレーシア全土をカバーする規模感です。

なお、以前はKia(起亜自動車)の販売も手がけていましたが、2025年に契約を終了。これが今期の通期業績に大きく影響しています。

四半期業績:利益が2倍に急回復

指標 Q4 FY2025(前年同期) Q4 FY2026(今期) 変化
純利益 RM2,119万(約8.4億円) RM4,662万(約18.4億円) +120%
売上高 RM5億2,880万(約208.9億円) RM5億4,467万(約215.1億円) +3%

※1RM ≈ 39.5円(2026年6月14日時点)

四半期の純利益は前年同期比で2倍以上に急回復。新型モデルの投入とマーケティング戦略の見直しが奏功した形です。

通期業績:Kia撤退の影響で減収減益

指標 FY2025(通期) FY2026(通期) 変化
売上高 RM26.2億(約1,035億円) RM22.8億(約898億円) -13.2%
純利益 RM1.54億(約60.7億円) RM1.05億(約41.4億円) -31.8%

通期では減収減益となりましたが、これはKia販売終了と既存モデルのライフサイクル終盤という「構造的な移行期」の影響によるもの。四半期ベースでの回復が市場では前向きに評価されています。日本でいえば、主力販売店がある自動車ブランドの代理店契約を突然失うような状況で、それでも四半期単位では立て直した点が評価ポイントです。

特別配当の詳細

配当種別 1株あたり 除権日 支払日
第4次中間配当 1.75センRM 2026年7月22日 2026年8月5日
特別配当 1.75センRM 2026年7月22日 2026年8月5日
合計 3.5センRM

Q4の好業績を受け、特別配当を含む合計3.5センRMの配当を実施します。「センRM(センリンギ)」は日本の「銭」に相当する単位で、1RM = 100センです。除権日である7月22日までに株を保有していれば配当受取権が生じます。

今後の注目点

BERMAZの業績はマツダの新型モデル投入サイクルに大きく左右されます。Kia撤退という痛手を乗り越え、マツダブランド一本集中の経営方針が奏功するか。次の四半期(Q1 FY2027)が真の回復力を測る試金石となりそうです。

日本人投資家が知っておくべきこと

  • Bursa Malaysia(クアラルンプール証券取引所)上場:SBI証券や楽天証券など一部の日本の証券会社でもマレーシア株を取引できます
  • 配当課税がゼロ:マレーシアは配当に源泉徴収税がかかりません(シングルティア制)。日本の税務上は「外国株配当」として申告対象になりますが、現地での二重課税がない点は魅力です
  • 為替リスクに注意:配当はRM建てのため、円/RM為替が実質利回りに影響します(2026年6月14日時点:1RM ≈ 39.5円)
  • 日本ブランドとのつながり:BERMAZはマツダの海外販売網の一角。日本人にとってなじみ深いブランドの現地事業動向を株式で追えるのも、マレーシア在住者ならではの視点です

写真: Seb Doe / Unsplash

出典: China Press の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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