データセンター銘柄HEグループ、目標株価37%上昇余地

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マレーシアの株式市場で投資機会を探している方に、今注目の銘柄をご紹介します。

HEグループ(銘柄コード: HEGROUP / 0296)は、マレーシア証券取引所(Bursa Malaysia)のメインボード産業セクターに上場する建設・エンジニアリング会社です。データセンター建設、半導体施設、再生可能エネルギーインフラという、まさに「成長三点セット」を事業の柱に据えています。

HEグループとは?

日本でいえば、スーパーゼネコンやプラント建設会社(JGCや日揮ホールディングスに近い存在)をイメージしていただくとわかりやすいでしょう。ただしHEグループが注力するのは、AIブーム・半導体需要・脱炭素という今最もホットな3分野の専門インフラです。

分野 具体的な事業 日本での類似
データセンター建設 AIサーバー向け施設の設計・施工 清水建設・鹿島建設のDC部門
半導体施設 クリーンルーム設備工事 竹中工務店の半導体対応工事
再生可能エネルギー 太陽光・風力発電所インフラ 大林組のEPC事業
BESS(電池蓄エネ) 蓄電システム(新規探索中) 関電工・四電工の蓄電事業

最新財務データ(2026年第1四半期)

指標 数値 日本円換算(1RM≈40.2円・2026年5月30日時点)
中核純利益(Q1 FY2026) RM250万 約1.0億円
前年同期比 −13%
現在株価 39.5セン 約15.9円
目標株価(アナリスト) 54セン 約21.7円
上昇余地 +37%
未完成受注残高 RM1億7000万 約68.3億円
入札パイプライン総額 約RM10億 約402億円
直近新規受注 RM2000万 約8.0億円

四半期利益が前年比13%減というのは一見マイナスに見えますが、注目すべきは「入札パイプライン」の規模です。RM10億(約402億円)という受注候補案件を抱えており、これが実際の受注に結びつけば業績は大きく改善する見込みです。

なぜ今HEグループが注目されるのか

マレーシアはデータセンターの「聖地」になりつつある

2024年以降、GoogleやMicrosoftといった米国テック大手が相次いでマレーシアへの大型データセンター投資を発表しています。その理由は明快です。

  • 電力コストの低さ(日本の約1/3)
  • 地震リスクがほぼゼロ
  • 英語が通じるビジネス環境
  • マレーシア政府の積極誘致策(MyDIGITAL政策)

日本でも千葉・大阪でデータセンター建設ラッシュが続いていますが、マレーシアはその「東南アジア拠点版」として機能しつつあります。HEグループはこの波に乗る専門建設プレイヤーです。

BESS(電池蓄エネルギーシステム)という新規事業

再生可能エネルギーの弱点は「発電量が安定しない」こと。そこを補うのがBESS(Battery Energy Storage System)です。日本でも九州電力などが大型蓄電池を導入していますが、マレーシアでは政府が掲げる「2035年までに電力の70%を再エネ化」という目標に合わせた需要拡大が見込まれています。

株式投資指標の解説(FY2027予測)

指標 数値 見方
EPS(1株利益) 3.9セン 今後の利益成長を反映
PER(株価収益率) 10.1倍 割安感あり(KLCI平均は約15倍)
配当利回り 1.1% 成長株としては標準的

PER10.1倍は、日本の東証プライム平均(約16〜18倍)と比べると明らかに割安水準です。成長セクターの銘柄としてまだ市場に評価されきっていない段階とも言えます。

海外展開:インドネシア・タイへの橋頭堡

HEグループはマレーシア国内にとどまらず、インドネシアとタイへの事業展開も計画しています。東南アジア全体のデータセンター・再エネ需要を取り込む戦略で、今後数年の成長エンジンとして期待されています。

日本人投資家向けメモ

マレーシア株への投資を検討している日本人在住者・投資家へ、実用情報をまとめます。

  • 口座開設: Maybank Investment、CIMB Securities、Kenangaなど現地証券会社での口座開設が必要。在住者であれば比較的スムーズです。
  • 取引単位: 一般的に最低100株単位。現在の株価では100株でRM39.5(約1,589円)から投資可能。
  • 税制: マレーシアにはキャピタルゲイン税がありません(小口個人投資家は対象外)。日本の20.315%課税との大きな違いです。
  • 情報収集: Bursa MalaysiaのウェブサイトやThe Edge、China Pressなどで決算情報を確認できます。
  • リスク注意: 中小型株のため、機関投資家の売買で株価が大きく動くことがあります。資産全体の中での位置づけを明確にした上で、分散投資を心がけてください。

HEグループはマレーシアのデータセンター・半導体・再エネという成長分野に特化した専門建設会社です。RM10億(約402億円)の入札パイプラインは将来の受注拡大を示唆しており、アナリストの目標株価54センは現在値比37%の上昇余地を示しています。投資は自己責任で、最新情報をご確認の上でご判断ください。

出典: China Press の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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