マレーシアを頻繁に出入りする方、要注意です。2026年3月1日から、これまで使っていた出入境アプリ「MyBorderPass」が廃止され、新システム「MyNIISe」へ完全移行します。準備なしに空港や国境ゲートに向かうと、手続きができない可能性もあるため、今すぐ確認しておきましょう。
MyBorderPassとMyNIISeの違い
日本でいえば、空港の電子パスポートゲート(e-Gate)のシステムが突然リニューアルされ、新しいアプリへの登録が必要になるようなイメージです。
| 項目 | MyBorderPass(旧) | MyNIISe(新) |
|---|---|---|
| 使用開始 | 数年前〜 | 2026年3月1日〜 |
| 廃止予定 | 2026年3月1日 | 当面継続 |
| ログイン方式 | 独自アカウント | MyDigital ID 必須 |
| 対象者 | マレーシア市民・PR等 | 同上 |
| 主な機能 | 出入境登録・申告 | 出入境登録・申告(機能継承) |
最大の変更点は「MyDigital ID」との連携が必須になること。MyDigital IDを持っていない場合、MyNIISeにアクセスできず、出入境手続きに支障をきたす可能性があります。
MyDigital IDとは?
MyDigital IDは、マレーシア政府が推進するデジタル国民ID認証システムです。日本でいうとマイナンバーカードのデジタル版に近いイメージ。MyKad(国民証)の情報をベースに、政府系サービスへのシングルサインオンを実現します。
MyDigital IDの登録はMySejahteraアプリ(コロナ禍で多くの人が使ったあのアプリ)と連携しており、スマートフォンから手続き可能です。
移行の流れ(3ステップ)
-
MyDigital IDを登録する
MySejahtera経由、またはMalaysia Digital ID公式サイトから登録 -
MyNIISeアプリをダウンロードする
App Store / Google Playで「MyNIISe」を検索 -
MyDigital IDでMyNIISeにログインする
初回ログイン時にプロフィール設定を完了しておく
日本人にとっての意味
MyBorderPassとMyNIISeは、基本的にマレーシア市民・永住権保持者・長期在住外国人向けのシステムです。短期観光で入国する日本人旅行者は通常、このシステムを使う必要はなく、従来通りパスポートで入国できます。
ただし、以下に該当する方は今すぐ確認が必要です。
- MM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)ビザ保持者
- 就労ビザ(Employment Pass)保持者
- 学生ビザで長期滞在中の方
- 永住権(PR)保持者
これらのビザで日常的にマレーシアを出入りしている方は、3月1日以前にMyDigital IDとMyNIISeの設定を完了しておくことを強くおすすめします。出発当日に「ログインできない!」となってもカウンターが混雑していると対応が遅れることがあります。
日本人向けメモ
- MyDigital IDの登録にはMyKad(外国人はMyKad相当の在留証明書)が必要。観光ビザの短期滞在者は対象外であることが多い
- 英語対応あり:MyNIISeアプリは英語UIを選択可能
- トラブル時の連絡先:Malaysia Immigration Department(JIM)の公式サイト(www.imi.gov.my)またはTal: 03-8000-8000(カスタマーサービス)
- 移行期間中(2月中)は両システムが並行稼働している可能性があるが、余裕を持って早めに移行を
システム移行は突然来ることが多く、「知らなかった」では済まないのが出入境に関わる手続きです。3月1日のデッドラインが迫っている今、早めにMyDigital IDの登録とMyNIISeのセットアップを済ませておきましょう。
出典: Leesharing の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。


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