肝臓が弱るサイン12選!在住者も要チェック

生活・文化

肝臓のことを気にしているようで、実は見落としがちなサインがたくさんあります。「沈黙の臓器」とも呼ばれる肝臓は、ダメージを受けていても痛みをほとんど発しないため、気づいたときには症状が進行していた——そんなケースが後を絶ちません。

マレーシアでは脂っこい外食が日常的なうえ、B型肝炎(Hepatitis B)の感染率も日本より高い傾向があります。日本のように職場の定期健診が整備されていないことも多く、在住者こそ日ごろから体のサインに敏感になることが大切です。

肝臓が弱っているときの12のサイン

# 症状 気になるポイント
1 慢性的な疲れ・だるさ 十分な睡眠をとっても回復しない
2 食欲の低下 食べ物のにおいだけで気持ち悪くなることも
3 右上腹部の鈍痛・重さ 肝臓は右肋骨の下。鈍い圧迫感が続く場合は注意
4 尿の色が濃い(茶〜コーラ色) 水分補給しているのに続く場合は要注意
5 白目・肌が黄みがかる(黄疸) ビリルビン(胆汁色素)の体内蓄積によるサイン
6 手のひらが赤くなる 「肝手掌紅斑」と呼ばれ、慢性肝疾患の典型的サイン
7 皮膚のかゆみ 胆汁酸が皮膚に溜まることで引き起こされる
8 足や腹部のむくみ 肝臓のアルブミン(タンパク質)産生が低下したサイン
9 口の苦味・強い口臭 解毒機能の低下で老廃物が体内に滞留するサイン
10 便が白っぽくなる 胆汁の流れが悪くなると便が灰白色になることがある
11 腹部の張り・膨満感 腹水(腹腔内に水が溜まる状態)のサインのこともある
12 蜘蛛状の血管が浮き出る 「クモ状血管腫」。胸・肩・腕に現れやすい

1つの症状だけで必ずしも肝疾患というわけではありません。ただし複数当てはまる場合や、2週間以上症状が続く場合は早めの受診を心がけましょう。

日本とマレーシアで違う「肝臓のリスク」

リスク要因 日本 マレーシア
アルコール 飲酒文化が浸透 非ムスリムを中心に飲酒習慣あり
脂肪肝 食の欧米化で増加中 揚げ物・外食中心でリスク高め
B型肝炎 感染率は比較的低い 感染率が高く、定期検査が特に重要
ハーブ・民間薬 医薬品として管理されている ハーブ飲料や民間薬の過剰摂取に注意

特にB型肝炎は自覚症状がほぼなく、知らないまま感染しているケースもあります。日本でワクチン接種の機会がなかった方は、こちらで検査・接種を検討してみてください。

今日からできる肝臓ケア5つ

  1. 水分をしっかりとる — 1日2リットルを目安に
  2. 揚げ物・加工食品を減らす — 美食の国マレーシアですが、毎食ルンダン(Rendang:スパイス煮込み)やナシレマ(Nasi Lemak:ココナッツライス)では肝臓が休まりません
  3. アルコールは適量に — 肝臓の解毒作業の中でも最も負荷が高い仕事のひとつ
  4. 民間薬・ハーブ飲料は慎重に — 伝統医学系の飲料の中には肝毒性が指摘されているものも
  5. 定期的な血液検査 — ALT・AST・GGTなどの肝機能数値を年1回は確認する習慣を

日本人向けメモ

  • マレーシアでは健診を自己手配するのが基本: KLエリアではKPJ、Pantai、Gleneaglesなどの私立総合病院で「Liver Function Test(肝機能検査)」を自己オーダー可能。英語で問題なく対応してもらえます
  • 費用の目安: 肝機能検査単体でRM 50〜150(約2,000〜6,000円)程度。健診パッケージならRM 200〜500(約8,000〜20,000円)で全身チェックが可能(1RM = 39.8円、2026年7月12日時点)
  • 日本との大きな違い: 日本の会社員は年1回の法定健診で肝機能を自動確認できますが、マレーシアでは「気になったら自分で行く」スタイルが基本。半年〜1年に1度、血液検査を受ける習慣をつけておくと安心です

体の小さなサインを見逃さず、マレーシアでの健やかな毎日を過ごしてくださいね。

写真: Anna Pelzer / Unsplash

出典: Leesharing の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。本記事は医療アドバイスを目的とするものではありません。症状が気になる場合は必ず医師にご相談ください。

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