「お腹が痛いのですが……」クリニックでそう言いかけたとき、ふと気づきます——「マレー語で何て言うんだろう?」
マレーシアは英語・マレー語・中国語・タミル語が共存する多言語社会。病院やクリニックでも、スタッフが話す言語や使われる書類の言語がバラバラなことは珍しくありません。日本なら「どこが痛いですか?」「熱はありますか?」で済む問診も、マレーシアでは英語とマレー語を行き来することも。
そんな場面で役立つ、日本人在住者向けの症状・病名3言語対照表をまとめました。
よくある症状:3言語対照表
| 日本語 | マレー語(BM) | 英語 |
|---|---|---|
| 発熱 | Demam | Fever |
| 頭痛 | Sakit kepala | Headache |
| 喉の痛み | Sakit tekak | Sore throat |
| 咳 | Batuk | Cough |
| 鼻水・鼻づまり | Selesema | Runny nose / Congestion |
| 腹痛 | Sakit perut | Stomachache |
| 下痢 | Cirit-birit | Diarrhea |
| 嘔吐・吐き気 | Muntah / Loya | Vomiting / Nausea |
| めまい | Pening / Pusing | Dizziness |
| 皮疹・じんましん | Ruam / Gatal-gatal | Rash / Hives |
| 息切れ | Sesak nafas | Shortness of breath |
| 胸の痛み | Sakit dada | Chest pain |
よくかかる病気・病名対照表
| 日本語 | マレー語 | 英語 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| デング熱 | Denggi | Dengue fever | マレーシアで特に注意が必要な感染症 |
| 手足口病 | Penyakit tangan, kaki dan mulut | HFMD | 子どもに多い。幼稚園・学校でよく流行 |
| 水ぼうそう | Cacar air | Chickenpox | 成人が感染すると重症化リスクあり |
| 結膜炎 | Sakit mata merah | Pink eye | 「赤目病」と呼ばれることも |
| インフルエンザ | Influenza / Selesema | Flu | 「Selesema」は風邪と混同されることも |
| 食中毒 | Keracunan makanan | Food poisoning | 屋台料理後に注意 |
| 高血圧 | Tekanan darah tinggi | Hypertension | 「Darah tinggi」とも呼ばれる |
| 糖尿病 | Kencing manis | Diabetes | 「甘い尿」という意味のマレー語 |
| 尿路感染症 | Jangkitan saluran kencing | UTI | 女性に多い |
| 喘息 | Asma | Asthma | 高湿度・大気質に影響される |
「Sakit」だけでは乗り切れない場面
マレー語で「痛い・具合が悪い」は Sakit(サキッ)ですが、これだけでは症状の詳細が伝わりません。日本語で「頭が痛い」「お腹が痛い」と言い分けるように、マレー語も「Sakit + 体の部位」で組み合わせます。
| 体の部位 | マレー語 | 例文 |
|---|---|---|
| 頭 | Kepala | Sakit kepala(頭痛) |
| 喉 | Tekak | Sakit tekak(喉の痛み) |
| 胸 | Dada | Sakit dada(胸の痛み) |
| お腹 | Perut | Sakit perut(腹痛) |
| 背中 | Belakang | Sakit belakang(腰痛・背中痛) |
| 足 | Kaki | Sakit kaki(足の痛み) |
| 目 | Mata | Sakit mata(目の痛み) |
| 耳 | Telinga | Sakit telinga(耳の痛み) |
マレーシアの医療現場、日本との違いは?
日本では問診票に日本語で症状を書くのが一般的ですが、マレーシアのクリニックでは口頭問診が中心。医師がマレー語・英語・中国語を自由に切り替えることもあります。
特に政府系クリニック(Klinik Kesihatan(公共保健クリニック))は費用が安い(1RM=約40円)半面、英語の通じ具合がまちまちです。一方、私立クリニックやKPJ・Pantai・Sunway Medicalなどの大手総合病院では英語が十分通じます。
日本との大きな違いのひとつが「かかりつけ医」の概念です。日本では近所の内科→大病院という紹介制度がありますが、マレーシアでは総合病院のA&E(Accident & Emergency(救急外来))に直接飛び込むことも珍しくありません。
日本人が知っておくべきこと
- まずは英語でOK: 私立クリニックや総合病院では英語で問題なく対応してもらえます。最低限「I have a fever(熱があります)」「My stomach hurts(お腹が痛いです)」程度の英語で大丈夫です。
- デング熱は最優先で疑う: マレーシアで高熱が3日以上続く場合、まずデング熱を疑いましょう。血液検査(NS1抗原検査)で確認でき、早期発見が重要です。放置は危険です。
- 処方薬の指示もマレー語で来ることがある: 薬の袋に書かれた「3 kali sehari」は1日3回、「selepas makan」は食後の意味。よく使われる指示を覚えておくと安心です。
- 保険カードを必ず持参: 私立病院では受付時に保険情報を確認します。会社の医療保険カードや個人加入の証書を財布に入れておきましょう。
- 子どもの手足口病は学校で流行しやすい: マレーシアでは手足口病の流行期が日本より長く、幼稚園・小学校でまとまって感染することも。発熱+口内炎+手足の発疹が出たらすぐ受診を。
今回の対照表をスクリーンショットしてスマホに保存しておくと、いざというときに役立ちますよ。
出典: Leesharing の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。


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