フォームシックス生の支援継続!移管後も安心の理由

生活・文化

マレーシアにお子さんがいる保護者の方、あるいはマレーシアの教育制度を検討中の方——「フォームシックス(Form Six)」という言葉を聞いたことはありますか?

フォームシックスとは、マレーシア独自の「大学進学準備コース」です。日本でいうと高校卒業後の浪人・予備校期間に近いイメージですが、大きな違いはこれが国家の正規教育プログラムとして無料で提供されている点。私立予備校に年間数十万円を払う日本の浪人文化とは、まったく異なる仕組みです。

フォームシックスとは?日本の制度と比べてみると

項目 マレーシア(Form Six) 日本(浪人・大学進学準備)
期間 1〜2年 1〜2年
目的 STPM取得・国立大学進学 大学入試再挑戦
費用 ほぼ無料(公立) 年間50〜100万円(予備校)
政府支援 奨学金・補助金あり 限定的
大学連携 UKM・USMと協定 個別対応

フォームシックス修了後に受けられる「STPM試験(マレーシア高等教育証明書)」は、イギリスのAレベルに相当する資格。国立大学への入学資格として広く認められています。

今回の変更:教育省から高等教育省へ

2026年、マレーシア政府はフォームシックスプログラムを教育省(MoE)から高等教育省(MoHE:Ministry of Higher Education)へ移管する方針を進めています。

「省が変わると支援はどうなる?」——そんな不安を持つ学生や保護者に対し、大臣は明言しました。「移管後も支援はすべて継続する」と。

移管後も続く4つの主な支援

① 早期就学補助金(Early Schooling Aid)
これまで中学生に適用されていた就学支援が、フォームシックス生にも引き続き提供されます。

② 学生代表委員会の存続
選挙で選ばれたフォームシックス生の代表が政策決定に参加できる「全国フォームシックス学生代表委員会(National Form Six Students Representative Committee)」が設置され、学生の声が届く仕組みが守られます。

③ 年間RM50,000(約200万円)の活動費
学生主導のイベントやリーダーシップ開発プログラムに使える年間予算として、RM50,000(約200万円、2026年5月25日時点 1RM≈40.1円)が配分されます。日本の生徒会予算と比べても手厚い支援といえるでしょう。

④ 国立大学との連携強化
マレーシア科学大学(USM:Universiti Sains Malaysia)やマレーシア国民大学(UKM:Universiti Kebangsaan Malaysia)などとの協定を継続。進学ルートが確実に守られます。

日本人向けメモ

マレーシアにお子さんがいる日本人家庭にとって、フォームシックスは進学の選択肢のひとつになり得ます。以下の点を押さえておきましょう。

  • 授業料はほぼ無料:コスト面でインターナショナルスクール卒業後の選択肢として検討可能
  • 英語対応校も増加中:英語を教授言語とするフォームシックスカレッジが拡充されており、日本語話者にもアクセスしやすい環境が整いつつあります
  • 競争倍率は高め:STPMは難易度が高く、国立大学の人気学部への入学は簡単ではありません
  • 日本の大学への適用:STPMが日本の大学・大学院への出願に使えるかは機関ごとに異なるため、個別確認が必要です

ローカル教育にチャレンジしたいお子さんには、この省庁移管を機に整備が進むフォームシックスという選択肢を、改めて検討してみる価値があるかもしれませんね。

写真: Muhammad Faiz Zulkeflee / Unsplash

出典: Varnam の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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