あのクリームクラッカーメーカーが高配当株!

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マレーシアのスーパーマーケットで、青い缶に入ったクリームクラッカーを見かけたことはありませんか?「Hup Seng(ハップセン)」——マレーシア人の食卓に長年親しまれてきたあの定番お菓子のメーカーが、今、投資家の間でも熱い視線を集めています。

ハップセン工業(HUPSENG、証券コード:5024)は2026年上半期(H1)に純利益RM2,130万(約8億2,600万円)を計上。前年同期比10.3%増と着実な成長を見せています。

2026年上半期の業績まとめ

指標 数値(RM) 日本円換算(1RM≈38.8円) 前年比
Q2(4〜6月)純利益 RM1,050万 約4億740万円 +22.3%
H1(1〜6月)純利益 RM2,130万 約8億2,600万円 +10.3%
通年予測に対する達成率 44%

Q2単独では純利益が前年比22.3%増と加速しており、下半期への期待感も高まっています。通年予測の44%をH1で達成済みということは、下半期での上振れも十分考えられます。

株価と主要投資指標(2026年8月11日時点)

項目 数値 日本円換算
現在の株価 94.5セン(RM0.945) 約36.7円
アナリスト目標株価 RM1.09 約42.3円
現在株価からの上昇余地 約+15%
予想EPS(2027年) 7.2セン
予想PER(2027年) 13.8倍
予想配当利回り(2027年) 6.5%

配当利回り6.5%は、日本の主要高配当ETFの平均2〜3%台と比べると倍以上の水準です。定期預金はもちろん、多くの日本株の配当と比較しても際立った数字です。

好調の2つの要因

1. 原材料コストの低下

ビスケット・クラッカーの主原料である小麦粉や植物油などのコストが落ち着きを見せており、利益率の改善に直結しています。食品メーカーは原材料費が利益を大きく左右するため、コスト環境の改善はそのまま業績向上につながります。

2. 輸出需要の拡大

国内販売が伸び悩む中、輸出が好調に推移しています。ハップセンのクリームクラッカーは東南アジア各国でも定番商品として流通しており、海外市場の開拓が業績を下支えしています。アナリストは2028年まで前向きな見通しを維持しています。

「守りの株」——日本株で例えると

ハップセン工業のような日用食品メーカーは、投資の世界では「ディフェンシブ株(守りの株)」と呼ばれます。景気の波に関わらず、人はクラッカーやビスケットを食べ続けます。業績が経済サイクルに左右されにくい点が特徴です。

ハップセン工業 日本の類似銘柄(イメージ)
主力商品 クリームクラッカー・ビスケット 亀田製菓の柿の種、カルビーのかっぱえびせんなど
株の性格 ディフェンシブ・高配当 同左(ただし配当利回りは低め)
上場市場 ブルサ・マレーシア(Bursa) 東京証券取引所
予想配当利回り 6.5%(2027年) 1〜2%台が多い

日本では「かっぱえびせんを作るカルビー」「柿の種の亀田製菓」のように、馴染みのお菓子メーカーは地味ながら安定した企業が多いですよね。ハップセン工業は、マレーシアでまさにそのポジションにある企業です。「青い缶のクラッカーを作っている会社」が6.5%の配当を出している——これがマレーシア株投資の面白さの一つかもしれません。

日本人投資家向けメモ

マレーシア株への投資を考えている方に、知っておくべきポイントをまとめます。

  • 証券口座の選択: ブルサ・マレーシア(Bursa Malaysia)対応の口座が必要。SBI証券など一部の日本の証券会社でも取り扱いあり
  • 通貨リスク: リンギット(RM)建て投資のため為替変動の影響を受ける。現在1RM≈38.8円(2026年8月11日時点)
  • 配当課税: マレーシアは配当所得への源泉徴収が基本的になし(配当税免除制度)。日本側では総合課税または申告分離課税での申告が必要
  • 最低投資額: マレーシア株は100株単位(1ロット)で売買。100株×RM0.945=RM94.50(約3,667円)と少額からスタートが可能
  • 情報収集: Bursa Malaysia公式サイトのほか、China Press(中国語)などマレーシア現地メディアに詳しい銘柄分析が豊富

マレーシアのスーパーでいつも缶入りクラッカーを買いながら「これ、実は株主なんだよな」と思えるのも、マレーシア在住の投資家ならではの醍醐味かもしれませんね。

出典: China Press の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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