マレーシアから中国本土への旅行を計画している方、増えていますよね。格安フライトで週末に深圳(シェンジェン)や広州(グァンジョウ)へ、という方も多いのではないでしょうか。
でも出発前にひとつ確認してほしいことがあります。中国の税関・入国審査は非常に厳格で、何気なく持っていったものが「没収」どころか「罰則の対象」になるケースがあるのです。
日本では普通に持ち歩くものでも、中国では問題になることがあります。出発前にしっかり確認しておきましょう。
絶対に持ち込めない「完全禁止品」
まず、量に関わらず絶対に持ち込んではいけないものです。
| カテゴリ | 具体的なもの | 日本では? |
|---|---|---|
| 武器・爆発物 | 銃器、刃渡り6cm以上のナイフ | 日本でも基本禁止 |
| 麻薬・違法薬物 | 大麻、覚醒剤など | 日本でも同様 |
| 政治的な印刷物 | 中国政府を批判する書籍・雑誌 | 日本には規制なし |
| 宗教物品(大量) | 未認可の宗教書、グッズ | 日本では制限なし |
| 人民元の大量現金 | 20,000元以上は申告必須 | 申告ルールは日本も同様 |
意外と知らない「要注意品」
ここが本当の落とし穴です。「まさかこれが?」という品が没収・指摘の対象になるケースがあります。
市販薬の持ち込みに要注意
日本人旅行者が特に気をつけたいのが市販薬です。日本のドラッグストアで普通に買える「パブロン」「ルル」「コンタック」などにはエフェドリン系成分が含まれているものがあり、中国では管理薬物として扱われます。
| 薬の種類 | 注意レベル | 対応策 |
|---|---|---|
| エフェドリン含有の風邪薬 | ⚠️ 要注意 | 成分表を事前確認 or 現地購入 |
| コデイン含有の鎮痛剤 | ⚠️ 要注意 | 処方箋の英語コピーを持参 |
| 向精神薬・睡眠薬(処方) | ❗ 要申告 | 英語処方箋+医師の診断書 |
| 一般的な解熱剤・胃薬 | ✅ 問題なし | 少量なら通常OK |
中国の薬局(药店)は日本のドラッグストアと同様に多く、一般的な薬は現地でも購入できます。「疑わしい薬は持ち込まず、現地で調達」が最も安全な対応です。
地図・印刷物
「台湾」「チベット」「南シナ海」が中国の見解と異なる形で記載された地図・地図帳は没収対象になる場合があります。ガイドブックの地図ページが問題になったケースも報告されており、念のため持ち込む書籍の内容を確認しておきましょう。
これは日本で言えば「教科書の記載内容を国境で審査される」イメージで、なかなか日本人には馴染みのない感覚ですね。
デジタル機器・記録媒体
- 大容量の外付けハードドライブは開封検査を受ける場合あり
- 機内で使う動画・音楽ファイルは問題ないが、未申告の大量メディアは確認対象になることも
現金・財産の申告ルール
| 種類 | 申告が必要な上限 | 注意点 |
|---|---|---|
| 人民元(現金) | 20,000元以上 | 超過分は没収・罰金の可能性 |
| 外貨(USD換算) | 5,000ドル相当以上 | 約RM22,000(約86万円)以上 |
| 金・宝石 | 金50g以上 | 申告書への記入必須 |
| 高額電子機器 | 5,000元超が目安 | 税関申告を推奨 |
マレーシアから旅行する場合、日本円の現金を多めに持つ方もいると思いますが、5,000ドル相当を超える場合は必ず申告書に記入してください。申告書の虚偽記入は入国拒否・拘束の対象になります。「わからなければ申告」が鉄則です。
出発前の必須準備:中国用SIMカード
持ち込み禁止品の確認が終わったら、旅行をスムーズにする準備も忘れずに。
中国本土ではGoogle、LINE、Instagram、WhatsApp、Facebookなどの主要アプリが使えません(いわゆる「グレートファイアウォール」)。現地でVPNを設定しようとしても、App Storeへのアクセス自体が難しいため、出発前の準備が必須です。
マレーシアでは中国本土対応のSIMカードをLazada(ラザダ)やShopee(ショッピー)で購入できます。価格の目安はRM30〜80(約1,170〜3,120円、2026年8月14日時点 1RM≈39.0円)程度で、旅行期間や通信量に合わせて選べます。出発の1週間前には注文しておくのがおすすめです。
日本人向けメモ
1. VPNは出発前にインストール・設定を完了させる
中国に入国してからVPNアプリをダウンロードしようとしても、App Storeからダウンロードできません。LINE・Googleマップなどを使いたい場合は出発前に準備を。
2. WeChat Pay / Alipay の事前設定
中国では現金よりモバイル決済(WeChat Pay・Alipay)が圧倒的主流です。日本のクレジットカードが使えない場所も多いため、渡航前に設定しておくと現地での支払いがスムーズになります。
3. パスポートのコピーを3枚持参
ホテルのチェックイン時も毎回パスポート提出が求められます。コピーを複数枚用意しておくと何かと便利です。
4. 市販薬は現地調達を検討
中国の薬局(药店/ヤオディエン)は全国に多く展開しており、日本と同様に気軽に利用できます。成分が不安な薬は持ち込まず、現地で購入するのが最も安全です。
マレーシアに住んでいると、中国への旅行は比較的身近ですよね。準備さえしっかり整えれば、とても楽しい旅になります。ぜひ今回の内容を出発前のチェックリストとして活用してみてください!
出典: Leesharing の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。


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