マレーシア最高峰の美術コンテスト!奨学金は最大361万円

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マレーシアで毎年注目される、ある美術コンテストをご存知ですか?その名も「マレーシア十大傑出美術青少年大賽(MT10)」。今年で第29回目を迎えるこの大会、最優秀賞には最大RM9万(約361万円)の奨学金が授与されるという、高校生向けとは思えないスケールの大会なのです。

MT10とは?——マレーシアを代表するアートの登竜門

MT10(大马十大杰出美术青少年大赛)は、マレーシアの著名なデザイン学校「The One Academy」が35年以上にわたり主催してきた、14〜18歳を対象とした美術コンテストです。

日本で言えば、全国高校美術展日本学生美術展に相当しますが、その規模と賞金額はまったく別物。日本の美術コンテストの最高賞が数万円程度の場合が多いのに対し、MT10は奨学金と現金賞をセットで授与します。創設以来の総授与額はRM2,170万、日本円にして約8億7,000万円を超えており、今年はさらに賞金額が増額されました。これは単なるコンテストではなく、次世代クリエイターへの本気の投資と言えます。

賞金・奨学金一覧

奨学金(RM) 奨学金(円換算) 現金賞(RM) 現金賞(円換算)
Best of Best(最優秀) RM 90,000 約361万円 RM 3,000 約12万円
Silver(銀賞) RM 70,000 約281万円 RM 2,000 約8万円
Bronze(銅賞) RM 50,000 約201万円 RM 1,000 約4万円

※1RM = 40.1円(2026年7月29日時点)

今年のテーマはディズニー×トイ・ストーリー5

今年のテーマは、ディズニー×ピクサーの最新作「トイ・ストーリー5」とのコラボレーション。お題は「A Toy’s Promise(おもちゃの約束)」で、参加者たちはこのテーマをもとに独自の作品を制作しました。

これは単なる企業スポンサーシップではありません。参加者は世界的なIPを「お題」として与えられ、そのブランドの世界観を保ちながら自分の個性を表現するという、実際のプロのデザイナーが日々求められるスキルを磨く機会になっています。日本でもディズニーと提携したデザインスクールはありますが、ここまで大規模な高校生向けコンテストは珍しいケースです。

全国8州・13地区で開催

今年の大会は2026年5月にスタートし、全国8州・13地区で予選が行われました。決勝は7月26日、ペタリン・ジャヤ(Petaling Jaya)のThe One Academy本校で開催。

開催州
セランゴール(Selangor)
ペナン(Penang)
マラッカ(Melaka)
ペラ(Perak)
クランタン(Kelantan)
ジョホール(Johor)
サバ(Sabah)
サラワク(Sarawak)

全民族・全バックグラウンドの学生が参加できる、まさにマレーシアらしい多様性のあるコンテストです。

マレーシアのクリエイティブ産業への本気度

「美術でメシが食えるのか?」という問いに、マレーシア社会が本気で「食える!」と答えているのがこの大会です。The One Academyの卒業生はゲーム・アニメ・広告業界で数多く活躍しており、MT10はその入口となる登竜門として機能しています。

日本では美大・芸大への進学は「就職が心配」というイメージがまだ根強いですが、マレーシアではデジタルコンテンツ産業の急成長を背景に、クリエイティブ系人材への需要が年々高まっています。

日本人が知っておくべきこと

  • 対象年齢: 14〜18歳の中高生(マレーシア在住であれば外国籍も参加可能かどうかは主催者に要確認)
  • 言語の壁: 作品は絵・イラストなので制作自体は言語不問。ただし応募書類はマレー語・中国語が中心
  • The One Academy: ペタリン・ジャヤに本校を置く、マレーシア屈指のデザイン・アート系専門学校
  • 奨学金の使い道: The One Academyへの進学を前提とした奨学金のため、マレーシアでの進学を検討している方には特に魅力的
  • 次回大会の目安: 毎年5月ごろ開始、7月に決勝という日程。来年の第30回に向けて今からアート活動を続けることをおすすめします

お子さんをマレーシアに連れてきているご家庭、または将来マレーシアでのクリエイティブ系進学を検討している方は、ぜひMT10をチェックしてみてください。

写真: Yaopey Yong / Unsplash

出典: China Press の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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