マレーシアの株式市場で「AI半導体テスト」という言葉が注目を集めています。2026年7月10日、地場証券会社のMercury Securitiesが推奨したのが、ACEマーケット上場の明试控股(AEMULUS、コード:0181)です。テクニカル分析では三角保ち合いを突破し、目標株価RM0.34〜0.37が視野に入ってきました。
AEMULUSとはどんな会社?
AEMULUS(明试控股)は、AIチップや半導体の製造テスト装置を手がけるマレーシア企業です。半導体を製造した後に不良品を検出する検査装置を提供しており、AIブームで需要が急増している分野です。
日本でいえば、半導体テスト装置で世界シェアを持つアドバンテスト(6857)のような存在をイメージすると分かりやすいでしょう。規模はずっと小さいですが、ACEマーケット(日本のグロース市場に相当)上場の本格的な成長株です。
今回の推奨ポイント
テクニカル:三角保ち合いを突破
2026年7月9日に上昇三角形(Ascending Triangle)を上抜けしたことで、Mercury Securitiesが「テクニカルバイ」シグナルを発表しました。
| 項目 | 価格(RM) | 日本円換算(1RM=39.8円・2026/7/10時点) |
|---|---|---|
| 現在値(7月10日) | RM0.33 | 約13.1円 |
| 推奨エントリー | RM0.310〜0.315 | 約12.3〜12.5円 |
| 目標株価(第1段階) | RM0.34 | 約13.5円 |
| 目標株価(第2段階) | RM0.37 | 約14.7円 |
| ストップロス | RM0.23 | 約9.2円 |
ファンダメンタルズ:新規受注RM820万
テクニカルだけでなく、事業面の裏付けもあります。AEMULUSは直近、RM820万(約3,264万円)の新規受注を獲得し、FY2026〜2027に売上計上予定と発表しています。AI半導体市場の活況を正面から受けている形です。
マレーシア株式市場、基本の「き」
初めてマレーシア株に触れる方のために、市場の構造を整理しておきます。
| マーケット | 特徴 | 日本で言えば |
|---|---|---|
| Main Market | 大型・優良株中心 | 東証プライム |
| ACE Market | 成長株・中小企業 | 東証グロース(旧マザーズ) |
| LEAP Market | 超小型・未上場に近い | 東京PRO Market |
AEMULUSはACEマーケット上場。日本のグロース株的なポジションで、ハイリスク・ハイリターンの分類に入ります。
日本人向けメモ
マレーシア株に投資したい方へ
- 口座開設: マレーシア株は楽天証券・SBI証券では直接取引できません。現地でMaybank Investment BankやCIMB Securitiesなどに口座を開設する必要があります
- 通貨リスク: 株価はリンギット建てのため、円高局面では円換算リターンが目減りします
- ACEマーケットの注意点: 流動性が低い銘柄が多く、売りたい時に売れないケースもあります。小型株特有のボラティリティは覚悟しておきましょう
- テクニカルシグナルの位置づけ: 「三角保ち合い突破」はあくまでも短期トレード向けの目安です。長期投資を検討する場合は財務内容・受注状況の確認が必須です
AI半導体テストというテーマ
AI向けチップの需要が世界的に急増する中、検査装置メーカーにも追い風が吹いています。日本ではアドバンテストがNVIDIA向け需要を背景に株価が大幅上昇しましたが、マレーシアでも同様のテーマを持つ銘柄として、AEMULUSは市場から注目され始めています。マレーシア在住でマレーシア株投資に関心がある方は、Bursa Malaysia(バーサ・マレーシア)の公式サイトや地場証券レポートを一次情報源として活用するとよいでしょう。
出典: China Press の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。


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