ディーゼル車に乗っているのに、補助金の恩恵をうまく活用できていない——そんな方はいませんか?
マレーシア政府が今月、BUDIディーゼル補助金の受給資格を直系家族へ移転できる新機能を開放しました。申請期限は2026年7月12日と目前に迫っています。
BUDIディーゼル補助金って何?
マレーシアでは低〜中所得層を対象にBUDI(Bantuan Urus Diesel)という燃料補助金制度が運営されています。日本の「激変緩和措置(燃料補助金)」に似ていますが、決定的な違いがあります。
| 項目 | マレーシアのBUDI | 日本の燃料補助金 |
|---|---|---|
| 対象者 | 個人登録制(所得条件あり) | 全国民一律 |
| 管理方法 | 個人のMyKad(身分証)紐付け | ガソリンスタンドの価格に一律反映 |
| 種類 | RON95(ガソリン)とディーゼルの2種 | 全燃料種が対象 |
| 恩恵の受け方 | 登録済み対象者のみ割引価格で給油 | 全員が同じ割引後価格で購入 |
つまり、マレーシアでは「登録済みの対象者かどうか」で給油時の価格が変わる、かなり精密な個人管理型の制度なのです。
誰に移転できるの?
今回の新機能では、自分が持つBUDIディーゼルの受給資格を直系・近親家族にのみ移転できます。
| 移転できる相手 | 必要な条件 |
|---|---|
| 配偶者 | BUDI95(RON95ガソリン補助金)の受給資格があること |
| 両親 | 同上 |
| 子供 | 同上 |
| 兄弟姉妹 | 同上 |
ポイントは「受け取る側がすでにBUDI95の資格を持っている」ことが条件という点です。補助金資格をまったく持たない家族への移転はできません。
申請方法:ステップで確認
- budirakyat.gov.my にアクセス
- MyDigital ID(マレーシア政府公式デジタルIDアプリ)でログイン
- メニューから 「Permindahan Kelayakan BUDI Diesel」(BUDI Diesel資格移転)を選択
- 個人情報と移転先家族の情報を入力して送信
MyDigital IDはシンガポールのSingpassのマレーシア版と考えるとわかりやすいでしょう。スマートフォンから完結するため、役所へ出向く必要はありません。
申請期限と結果通知のスケジュール
| 申請タイミング | 結果通知日 |
|---|---|
| 2026年7月12日(月)までの申請 | 7月15日(木)に結果通知 |
| 毎月27日以降の申請 | 翌月1日に結果通知 |
今月は7月12日が特別締め切りです。通常サイクルでは月27日締め・翌月1日通知となります。急いでいる方は今週中に動くのが安心です。
⚠️ 申請前に必ず確認:3つの注意点
- 移転は1回限り。一度移転したら絶対に元に戻せません
- 車の所有権は変わらない(移転するのは「補助金を受け取る権利」だけです)
- 移転後は自分がBUDIディーゼルの恩恵を受けられなくなる
「とりあえず試してみよう」が通用しない完全一方通行の手続きです。日本でいえば「年金の受給権を誰かに譲渡する」くらいの重みがある判断。家族でじっくり話し合ってから申請することを強くおすすめします。
日本人が知っておくべきこと
BUDI制度はマレーシア市民・永住権者向けであるため、日本人(外国人)は対象外です。
ただし以下のような方には、この制度を知っておくことが実用的です。
- マレーシア人の配偶者・家族がいる方:家族が申請を検討しているときに正しくサポートできます
- 現地スタッフの福利厚生を管理する方:社用ディーゼル車の運用コスト理解に役立ちます
また、「なぜマレーシアのガソリン・ディーゼルは日本より安いのか?」という疑問の答えは、このBUDI制度をはじめとする政府補助金にあります。補助金は国家予算でまかなわれており、マレーシアでは燃料価格が政策的に抑えられているのです。在住者として、こうした制度の仕組みを知っておくことで、マレーシアの生活コスト構造への理解が一段と深まります。
出典: Leesharing の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。


コメント