燕の巣企業がACE市場に上場!7月15日IPO

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マレーシアの「燕の巣(燕窝 / ツバメの巣)」といえば、高級食材の代名詞。中華系の慶事・贈り物として珍重され、スーパーの健康ドリンクコーナーには必ずといっていいほど燕の巣入り飲料が並んでいます。

そんな燕の巣ビジネスを手がける企業がいよいよ株式市場に登場します。Enest Group Berhad(丰巢集団)が2026年7月15日、マレーシア証券取引所のACE市場(Ace Market)に上場予定です。


Enest Group Berhad とは?

セランゴール州カジャン(Kajang)に本社を置くEnest Group Berhad(丰巢集団)は、2015年に設立された燕の巣の加工・販売専門企業です。主力事業は以下の3本柱です。

事業 内容
净燕(クリーン燕の巣)加工 原料燕の巣を洗浄・乾燥・成形する加工事業
燕の巣加工食品 消費者向け燕の巣製品の製造・販売
ボトル入り健康飲料 燕の巣エキス配合ドリンクの製造・販売

また、「康力(Kang Li)」ブランドで健康食品・パーソナルケア商品の小売事業も展開。最大市場は中国で、漢方薬メーカーや健康食品メーカーなど中国顧客の拡大を積極的に進めています。


IPO概要

項目 詳細
上場市場 ACE市場(ACE Market)
上場予定日 2026年7月15日
IPO価格 1株13セン(約5.1円)
新規発行株数 1億1,625万株
既存株主売出株数 1,505万株
新規株式による調達額 RM 1,511万(約5億9,400万円)
主幹事証券 合盈証券(He Hexuan Securities)

調達資金の使い道

IPOで調達するRM 1,511万(約5.94億円)は、以下3つの目的に充てられます。

用途 金額(RM) 日本円換算 割合
銀行借入金の返済 500万 約1.97億円 33%
運転資金 641万 約2.52億円 42%
上場関連費用 370万 約1.45億円 25%

さらに、カジャンに新生産施設を建設し、年間30万本のボトル飲料生産ラインを増強する計画も進んでいます。


日本とマレーシアで全然違う「燕の巣」の位置づけ

燕の巣(アナツバメが唾液で作る巣)は、日本ではフカヒレと並ぶ高級中華食材のイメージが強いですよね。ところがマレーシアでは、日常の健康食品として非常に身近な存在です。

比較軸 日本 マレーシア
位置づけ 高級中華料理店の食材 スーパーでも買える健康食品
消費シーン 宴席・贈答品 日常ドリンク・産後回復
主な形態 乾燥巣・調理品 ボトル飲料・パウチが主流
手軽さ 数万円〜 RM 10〜30(約390〜1,180円)から

マレーシアはツバメの巣の一大生産国で、中国への輸出が非常に盛んです。中国の高齢化と健康意識の高まりは、Enestのようなメーカーにとって大きな追い風となっています。


日本人在住者向けメモ

ACE市場ってどんな市場?

ACE市場は、マレーシア証券取引所(Bursa Malaysia)のサブマーケット。成長企業が上場するための市場で、日本の「グロース市場(旧マザーズ)」にあたります。日本の東証プライムに相当するのはメインボード(Main Market)です。

在住外国人でも株式投資できる?

マレーシア在住の外国人でも証券口座の開設は可能です。Maybank Investment Bank・Public Bank・CIMB証券などで手続きできます。IPO申込には事前に口座が必要なため、興味がある方は早めの準備を。

燕の巣ドリンク、どこで買える?

AEON(イオン)、Lotus’s、Jaya Grocerの飲料コーナーに行くとRM 10〜30(約390〜1,180円)程度のボトル入り燕の巣ドリンクがずらりと並んでいます。中華系のお土産や産後の体力回復ギフトとしても定番で、在住者にも活用しやすい食品です。


マレーシアの伝統食材ビジネスが証券市場を通じて羽ばたこうとしています。7月15日の上場がどのような市場反応を呼ぶか、注目です。

※1RM = 39.3円(2026年6月26日時点)

出典: China Press の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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