マレーシアで生活していると、じわじわと感じる物価の上昇。スーパーのレシートを見て「また値上がりしてる…」と思ったことはありませんか?セランゴール州に住んでいる方には、そんな家計の負担を少し軽くしてくれるニュースがあります。
2026年6月23日より、セランゴール州政府による「Baucar Kita Selangor(バウチャー・キタ・セランゴール)」の申請が始まりました。対象世帯には最大RM600(約23,460円)が給付されます。
Baucar Kita Selangorとは?
「Baucar Kita」はマレー語で「私たちのバウチャー」という意味です。物価上昇による家計負担を和らげることを目的として、セランゴール州政府が約3,000万リンギット(約11億7,300万円)の予算を組んだ支援プログラムです。
約5万世帯が恩恵を受ける見込みで、給付は毎月RM100を6ヶ月にわたって受け取る形式です。
給付額の内訳
| 給付期間 | 月額 | 合計受給額 |
|---|---|---|
| 6ヶ月間 | RM100(約3,910円) | RM600(約23,460円) |
※1RM=39.1円(2026年6月25日時点)
誰が対象になるの?
今回のプログラムの大きな特徴は、政府データベースによる自動識別です。連邦政府・セランゴール州政府・JKM(社会福祉局)・ICUセランゴールのデータベースを横断的に照合し、対象者を自動的に割り出す仕組みです。
特に注目すべき点は、これまでの類似プログラム(例:BINGKASなど)で恩恵を受けられなかった方々が優先的に対象に含まれることです。「いつも支援から取りこぼされてきた世帯」を救うことを意識した設計になっています。
申請方法
2026年6月23日よりオンラインポータルから申請が可能です。政府データベースで既に対象と認識されている方には通知が届く場合もあります。まずは公式ポータルにアクセスして状況を確認してみましょう。
日本の給付金制度との比較
コロナ禍の「特別定額給付金(一人10万円)」や「住民税非課税世帯への給付金」を経験した日本人にとっては、似たような制度に感じるかもしれません。ただ、いくつか重要な違いがあります。
| 比較項目 | Baucar Kita(セランゴール州) | 日本の給付金(参考) |
|---|---|---|
| 財源 | 州政府(セランゴール独自) | 国(全国一律) |
| 対象 | 低所得・支援未受給世帯 | 非課税世帯など属性別 |
| 給付方式 | 毎月RM100×6回(分割) | 一括給付が多い |
| 給付総額 | RM600(約23,460円) | 1〜10万円(時期による) |
| 識別方法 | 政府DB自動識別 | 申告・住民票ベース |
マレーシアは「連邦政府とは別に州政府が独自の支援を打てる」点が日本と大きく異なります。セランゴール州は比較的財政が豊かな州であるため、このような独自プログラムが実現しやすい土壌があります。
日本人向けメモ
外国人居住者は基本的に対象外
Employment Pass(就労ビザ)や配偶者ビザで在住している日本人は、このプログラムの対象外となる可能性が高いです。政府データベースは主にマレーシア国籍者・永住権保有者を基準に照合します。
マレーシア人配偶者がいる世帯は確認を
マレーシア人の配偶者がいる場合、その配偶者が対象になる可能性があります。自動識別のため、資格があれば通知が来る仕組みですが、念のりオンラインポータルで確認することをおすすめします。
周囲のマレーシア人に教えてあげよう
このプログラムを知らずに申請し損ねる方もいます。マレーシア人の友人・同僚・家族がいる方は、ぜひ情報をシェアしてあげてください。「Baucar Kita Selangor」と伝えるだけで喜ばれるはずです。
まとめ
Baucar Kita Selangor 2026は、物価上昇という共通の課題に対してセランゴール州政府が打ち出した家計支援策です。毎月RM100×6ヶ月で合計RM600(約23,460円)、約5万世帯を対象に、政府データベースによる自動識別で申請の敷居を下げている点が大きな特徴です。
直接の受給対象でない在住日本人にとっても、「セランゴール州がどんな支援を住民に提供しているか」を知ることは、マレーシアの社会制度への理解を深める意味で役立ちます。
写真: Esmonde Yong / Unsplash
出典: Varnam の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。


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