マレーシア建設株エコンBhd、今が割安?

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マレーシア株に興味はあるけれど、「どの銘柄を選べばいいかわからない」と感じている在住者の方も多いのではないでしょうか。

今回ご紹介するのは Econ Bhd(エコン・ベルハド、銘柄コード:5253)。バーサ・マレーシア(Bursa Malaysia)のメインボードに上場する建設会社です。2026年5月29日現在の株価は 14.5セン(約5.8円) と小型株ながら、アナリストの目標株価は27セン(約10.8円)と約86%の上昇余地があるとされています。

エコン・ベルハドとはどんな会社?

エコン・ベルハドは、マレーシアの公共・民間セクター向けに土木・建設工事を手がける中堅建設会社です。日本で例えるなら、東急建設や不動テトラといった「大手ではないが政府案件も民間案件も安定して取れる中堅ゼネコン」に近いイメージです。大手の日揮やIHIほどの規模はないものの、地道に受注実績を積み重ねてきた会社です。

注目の数字を一覧で確認

指標 数値 日本円換算
株価(2026年5月29日) 14.5セン 約5.8円/株
アナリスト目標株価 27セン 約10.8円
手持ち受注残高(FY2026 Q3) RM5億7,600万 約231億円
テンダーブック残高(入札待ち案件) 約RM10億 約401億円
年初来新規受注 RM3億3,700万 約135億円
年間新規受注目標 RM3億5,000万 約140億円(達成率96%)
PBR(株価純資産倍率) 0.5倍 5年平均1.1倍に対し大幅割安
予想PER(FY2027) 24.36倍
予想配当利回り(FY2027) 1.2%

※ 為替レート:1RM = 40.1円(2026年5月29日時点)

「PBR 0.5倍」の割安感を日本株感覚で理解する

PBR(株価純資産倍率)0.5倍とは、「会社の純資産(帳簿上の価値)の半額で株が買える」という意味です。

日本の建設株でも景気後退期にPBR 0.5〜0.8倍台になることはありますが、エコン・ベルハドの場合は 自社の5年平均(1.1倍)の半値以下。過去の平均水準に戻るだけで株価が2倍以上になる計算になります。

もちろん割安には理由があることも多く、「業績が悪い」「業界環境が厳しい」といったケースもあります。ただ受注残高が前年同期比42.6%増という事実は、少なくとも今期の仕事量が増えていることを示しています。

成長の鍵:ジョホール-シンガポール経済特区の開発

エコン・ベルハドの将来性を語るうえで外せないのが、ジョホール-シンガポール経済特区(JS-SEZ) の存在です。

マレーシア南端のジョホール州とシンガポールが連携して進めるこの経済特区では、工場誘致・物流拠点・住宅開発など幅広い建設需要が生まれています。日本で例えるなら、リニア開通後の沿線開発や大阪・関西万博の関連工事のような、官民一体の大規模建設ブームに相当します。

さらにマレーシア政府の継続的なインフラ投資方針も追い風。入札待ちのテンダーブックが約RM10億(約401億円)規模まで積み上がっており、受注転換が続けば業績のさらなる改善が期待されます。

日本人投資家向けメモ

マレーシア株式市場(Bursa Malaysia)は、証券会社によっては日本の口座から直接売買が可能です。ただし以下の点は事前に把握しておきましょう。

注意点 内容
株価の単位「セン」 1RM = 100セン。14.5セン = 約5.8円/株。1,000株購入でも約5,800円分と少額から試しやすい
通貨リスク RM建ての株は円換算で為替影響を受ける。円高になると目減りする点を考慮
流動性 小型株のため売買高が低い日もある。大きなポジションを取る場合は分割購入を検討
情報収集 Bursa Malaysia公式サイトに英語・中国語・マレー語での開示情報がある
税務 海外株式の配当・譲渡益は日本で確定申告が必要(外国税額控除の活用も検討)

まとめ

エコン・ベルハドは、受注環境の改善・PBRの大幅な割安・ジョホール開発という追い風の三拍子が揃った注目銘柄です。一方で小型株ゆえの流動性リスクや、建設業特有の利益率の薄さも念頭に置く必要があります。

マレーシアに暮らす私たちには、日常生活を通じて「工事が増えているな」「新しい開発が多いな」と感じる肌感覚があります。そういった現地ならではの視点も加えながら、マレーシア株を調べてみてはいかがでしょうか。


本記事は投資の推奨を目的としたものではありません。投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。

出典: China Press の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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