プロトン4月快走!EV販売が過去最高を更新

マレーシアの道路を走っていると、必ず目に入るのが「PROTON(プロトン)」のエンブレム。そう、プロトンはマレーシアの国民車ブランドです。ちょうど日本でトヨタや本田技研が圧倒的な存在感を持つように、マレーシアではプロトンが自動車市場の中心に君臨しています。

そのプロトンが2026年4月、また目を見張る数字を叩き出しました。EV(電気自動車)の過去最高更新も含め、日本人目線でわかりやすく解説します。

4月の販売台数:前月比15.6%増の快走

2026年4月、プロトンは18,156台を販売。3月の15,706台から約15.6%の増加です。

年間累計(1〜4月)は67,298台となり、2025年同期比で実に40.9%増という驚異的な成長率。2026年の年間目標は20万台で、現在の進捗はほぼ計画通りとされています。

マーケットシェアは4月単月で25%、年間累計26.4%。マレーシアの道路を走る車、4台に1台以上はプロトンという計算です。

モデル別販売台数(2026年4月)

モデル 4月販売台数 前年同期比 年間累計 日本車で例えると
Proton Saga 8,207台 +50.9% 29,977台 トヨタ・カローラ(定番の国民的セダン)
Proton X50 2,603台 ホンダ・ヴェゼル(コンパクトSUV)
Proton S70 2,377台 +32.3% 8,175台 トヨタ・カムリ(ミドルセダン)
e.Mas 5(EV) 1,771台 8,473台 日産アリア(コンパクトEV SUV)
e.Mas 7(EV/PHEV) 636台 1,436台 トヨタRAV4 PHV(ラージSUV)

Sagaは断トツの人気。入門モデルながら月間8,000台超えは、その圧倒的なコストパフォーマンスを物語っています。

EVとPHEVが過去最高を更新

今回のニュースで特に注目すべきは電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド(PHEV)の好調ぶりです。

4月のEV・PHEV合計販売台数は3,420台と過去最高を記録。年間累計では11,664台に達しています。

e.Masシリーズとは?

e.MasはプロトンとGeely(吉利汽車)の技術提携で開発された電動SUVシリーズ。中国の最先端EV技術をマレーシアブランドで展開するという野心的なラインナップです。

e.Mas 5はマレーシアで最も売れているEVとなりました。テスラ、BYDといった外資ブランドをも上回る1〜4月累計8,473台は、「マレーシアブランドのEVを選ぶ」という消費者マインドの変化を示しています。

マレーシアと日本の自動車事情の違い

項目 マレーシア 日本
国民車ブランド プロトン・プロドゥア なし(トヨタが事実上の代表格)
輸入車の関税 高関税(日本車は割高) 比較的フラット
ハンドル 右ハンドル 右ハンドル
主要道路 有料高速道路中心 一般道も発達
駐車文化 ショッピングモール付属が主流 住宅街・路上も多い

日本車(トヨタ・ホンダ)はマレーシアでも人気ですが、高い輸入関税のために現地組み立て品でも日本より割高になります。一方、国産のプロトンやプロドゥア(Perodua)は税制優遇があり、マレーシア人の多くが選ぶ理由がここにあります。

日本人が知っておくべきこと

マレーシア在住で車の購入を検討している方へ、プロトン各モデルの参考価格と特徴をまとめました。

モデル 価格(目安) 日本円換算 こんな人向け
Proton Saga RM38,000〜 約151万円〜 通勤・買い物メインのコスパ重視派
Proton X50 RM80,000〜 約318万円〜 ファミリー層・週末のアウトドア派
e.Mas 5 RM120,000〜 約478万円〜 環境意識が高く、自宅充電できる方

※1RM=39.8円(2026年5月7日時点)

購入時の注意点:

  • 外国人でも就労ビザ(Employment Pass)があれば購入可能。ディーラーへ事前確認を
  • プロトンディーラーは全国に多数あり、英語対応スタッフが在籍していることが多い
  • EV充電インフラはKL市内を中心に整備が進んでいるが、郊外では要確認
  • メンテナンスはプロトン正規ディーラーのほか、全国各地の認定整備工場でも対応可能

プロトンの快進撃は、マレーシアの経済成長と中間層の購買力向上を象徴するニュースでもあります。次にマレーシアの道路でプロトンを見かけたとき、「今は国産EVも売れているんだな」と思い出してみてください。

出典: China Press の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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