KLCCのペトロナスツインタワーを見上げながら「あのエリアに住んでみたい」と思ったことはありませんか?そんな夢が、さらに多くの人にとって現実に近づこうとしています。
2026年7月、マレーシアの建設会社ジオハン(Geohan、卓汉)の完全子会社が、Persiaran KLCC(ペルシアラン・KLCC)の高級一体型開発プロジェクトの基礎工事を受注しました。中国建設工程(マレーシア)有限公司から落札通知を受けたもので、契約金額はRM 4,090万(約16.2億円、1RM=39.7円・2026年7月21日時点)。65階建てのサービスアパートメント(Serviced Apartment=ホテルライクな設備付き高級マンション)2棟・合計850戸を建設し、竣工は2027年6月を見込んでいます。
プロジェクト概要
| 項目 | 詳細 | 日本円換算 |
|---|---|---|
| 場所 | Persiaran KLCC、クアラルンプール | — |
| 建物 | 65階建てサービスアパートメント×2棟 | — |
| 総戸数 | 850戸 | — |
| 契約金額 | RM 4,090万 | 約16.2億円 |
| 工事内容 | 杭打ち・鉄筋コンクリート・地下壁工事 | — |
| 発注者 | 中国建設工程(マレーシア)有限公司 | — |
| 竣工予定 | 2027年6月 | — |
日本との比較で考えるKLCCエリアの価値
KLCC(クアラルンプール・シティセンター)周辺は、東京で言えば六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズに相当するエリアです。ペトロナスツインタワーを中心に高級ホテル・国際企業オフィス・KLCC公園が広がり、マレーシア随一のプレミアムロケーションとして外国人駐在員にも人気が高いエリアです。
六本木ヒルズのレジデンス(森タワー)では1戸2〜3億円以上が当たり前ですが、KLCCエリアのサービスアパートメントは、マレーシア国内では最高水準の価格帯でありながら、日本円換算では同クラスの物件よりも手が届きやすいのが特徴です。
ジオハンの2026年快進撃
今回の受注は、ジオハンにとって今年2本目の大型案件です。
| 案件 | 契約金額(RM) | 日本円換算 | 竣工予定 |
|---|---|---|---|
| ゲンティン・ニューワールドプロジェクト | 2,800万 | 約11.1億円 | — |
| Persiaran KLCCプロジェクト(今回) | 4,090万 | 約16.2億円 | 2027年6月 |
2026年の累計新規受注はすでにRM 2億超(約79.4億円超)に達しており、今後2027年にかけて実行予定の受注残高(未消化オーダー)は約RM 4億2,000万(約166.7億円)。半島マレーシアの住宅・開発・インフラプロジェクトが中心で、同社の受注基盤は着実に積み上がっています。
KLCCエリアで開発が続く理由
マレーシアでは、国内外の富裕層や外国人駐在員向けのサービスアパートメント需要が根強く続いています。KLCC周辺は外国人が購入・賃借しやすいエリアとして知られており、中国・韓国・中東からの不動産投資家の注目度も高い地域です。
また、マレーシア政府が推進する長期滞在ビザプログラム「MM2H(マレーシア・マイ・セカンドホーム)」も外国人の不動産需要を下支えしており、KLCC周辺の再開発は今後も続くと見られています。日本でいえば、東京・大阪の再開発特区が次々と新しいタワーを建て続けているような状況です。
日本人にとっての意味
在住者・旅行者の立場から見ると、このエリアの開発はいくつかの場面で実生活に関わってきます。
- 賃料への影響: KLCC周辺のサービスアパートメントの月額賃料はRM 3,000〜8,000(約11.9万〜31.8万円)が相場。2027年に新タワーが完成し供給が増えれば、賃料に影響する可能性も
- 交通・工事渋滞: 2027年6月の竣工まで周辺道路での工事渋滞や騒音が増える場面も。KLCC周辺を車で移動する際は時間に余裕を
- 将来の資産価値: 日本人がMM2Hなどで不動産投資を検討している場合、KLCC周辺のプロジェクトは参考情報のひとつに
クアラルンプール中心部の変化のスピードは、日本の主要都市と比べてもかなり速く、「去年行ったら街の顔が変わっていた」というのがこのエリアの特徴でもあります。2027年のKLCC周辺の空に、新たな65階建てシルエットが2本加わる日が楽しみですね。
写真: Nour Betar / Unsplash
出典: China Press の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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