日本旅行を計画中の方、または一時帰国の予定がある在マレーシア日本人の方に大切なお知らせです。日本の出国税が2026年7月1日から、これまでの3倍に値上がりしています。旅行予算を組み直す必要があるかもしれませんので、ぜひ詳細を確認しておきましょう。
日本の「出国税」とは?
日本の出国税(正式名称:国際観光旅客税)は2019年1月から導入された制度で、日本から出発するすべての旅客から徴収される税金です。航空機・クルーズ船の両方が対象で、航空券購入時に自動的に上乗せされます。
マレーシアにはこれに相当する制度はなく、シンガポールの「空港使用税(Passenger Service Charge)」に近いイメージです。在マレーシア日本人にとってはあまり意識することがない税金かもしれませんが、日本から出国する際は日本人も外国人も等しく課税されるため、一時帰国者にも直接影響します。
改定内容:1,000円から一気に3倍の3,000円へ
| 項目 | 改定前 | 改定後(2026年7月1日〜) |
|---|---|---|
| 税額(円) | 1,000円 | 3,000円 |
| リンギット換算 | 約RM25 | 約RM76 |
| 適用交通手段 | 航空機・クルーズ船 | 同左(変更なし) |
※ 1RM = 39.5円(2026年7月3日時点)
増税幅は一人あたり2,000円(約RM51)。家族3人で一時帰国した場合、出国税だけで合計9,000円(約RM228)になります。クアラルンプールから日本への格安航空券の追加手数料としては、かなり大きな金額ですよね。
7グループが免税対象
すべての旅客が課税されるわけではありません。以下に該当する方は出国税が免除されます。
- 乗り継ぎ旅客(日本に入国せず空港内でトランジットのみの方)
- 乗務員(パイロット・客室乗務員など)
- 2歳未満の幼児
- その他、法令に定める条件に該当する方(合計7グループ)
小さなお子さん連れのご家族は、お子さんが2歳未満かどうか出発前に確認しておきましょう。
マレーシア在住者への具体的な影響
在マレーシア日本人が一時帰国する場合、日本からマレーシアへ戻るフライトに今回の税金が適用されます。逆方向のクアラルンプール→日本のフライトには課税されませんので、混同しないようにしてください。
家族構成別の影響を試算しました。
| 人数構成 | 旧税額 | 新税額 | 増額 |
|---|---|---|---|
| 大人1人 | 1,000円(RM25) | 3,000円(RM76) | +2,000円(+RM51) |
| 夫婦2人 | 2,000円(RM51) | 6,000円(RM152) | +4,000円(+RM101) |
| 家族3人(大人2+子1・2歳以上) | 3,000円(RM76) | 9,000円(RM228) | +6,000円(+RM152) |
| 家族4人(大人2+子2・2歳以上) | 4,000円(RM101) | 12,000円(RM304) | +8,000円(+RM203) |
※ 1RM = 39.5円(2026年7月3日時点)で計算
年1〜2回の一時帰国を想定すると、家族4人なら年間最大+RM406のコスト増になる計算です。これは家族での外食1〜2回分に相当する金額。旅行全体の予算を立てる際には意識しておきたいですね。
日本人が知っておくべきこと
- 課税タイミングは「日本出国時」のみ: マレーシア→日本の航空券には課税されません
- 航空券代に自動で含まれる: 空港での別途支払いは不要で、購入時に上乗せされています
- 2歳未満は免税: お子さんが該当する場合はそのまま免除されます
- クルーズ船も対象: 日本発のクルーズ旅行も同様に3,000円(約RM76)が課税されます
- 現在は新税率が適用済み: 旧税率(1,000円)が適用される「2026年6月30日以前の予約」という経過措置の期限はすでに過ぎています(本記事公開:2026年7月4日)
マレーシアと日本を行き来する生活では、こうした旅行コストの変化を把握しておくことが大切です。次回の帰国計画を立てる際は、出国税を含めたトータルコストで予算を組むようにしましょう。
写真: David Syphers / Unsplash
出典: Leesharing の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。


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