マレーシア国民車プロトン、ブルネイでEV攻勢

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マレーシアの「国民車」として長年親しまれてきたプロトン(Proton)が、電気自動車(EV)の海外展開をどんどん加速させています。2026年6月、プロトンはブルネイにe.MASシリーズのEVを販売する正規ディーラーを新たに任命しました。マレーシア発のクルマが、いよいよ本格的に世界を目指し始めています。

プロトン e.MAS とは?

プロトン e.MAS は、中国の吉利汽車(Geely)との技術提携から生まれたプロトンの電気自動車ブランドです。日本でいうと、トヨタとスバルが共同開発した「GR86 / BRZ」のような関係に近いイメージ——ブランドは地元、技術は海外パートナーと組む形です。マレーシア国内でも注目を集めており、プロトンの「次の一手」を象徴するシリーズとなっています。

ブルネイに新ディーラーが誕生

今回、プロトンの正規 e.MAS ディーラーに選ばれたのは「Grand Motors」。ブルネイの自動車業界で40年以上の実績を持つ老舗企業です。Grand Motors はプロトン e.MAS 専用のショールームとサービスセンターをブルネイ国内に設立します。

注目すべき点は、従来のガソリン車と EV で販売体制を完全に分けていること。ガソリン車(Saga、S70、X50、X70、X90)は引き続き別の正規ディーラー「PAD Motors」が担当します。

ブルネイにおけるプロトン販売体制

カテゴリ ディーラー 取り扱いモデル
EV(e.MAS) Grand Motors(新設) e.MASシリーズ
ガソリン車 PAD Motors(既存) Saga / S70 / X50 / X70 / X90

EV 専用ディーラーを別会社に任せることで、電動化への本気度を明確に打ち出す戦略です。

シンガポールに続き、ブルネイへ

プロトンはすでにシンガポールでの e.MAS 販売を開始しており、今回のブルネイ展開はその流れを受けた動きです。東南アジアの富裕国であるブルネイとシンガポールを相次いで攻略することで、「マレーシア発の EV ブランド」としての存在感を示しています。

ブルネイといえば、石油収入で豊かな小国というイメージが強いかもしれませんが、2035年にカーボンニュートラルを目標に掲げており、EV 普及に積極的です。国の脱炭素政策とプロトンの輸出戦略がぴったりと合致した形での参入といえます。

日系メーカーとの比較で見えること

比較項目 プロトン(マレーシア) 日系メーカー
国内での立ち位置 国民車・政府支援あり グローバルブランド
EV開発 中国・吉利と提携 自社開発が中心
東南アジア展開 地場メーカーとして親近感 現地工場・輸入で対応
ブルネイ進出 今回 e.MAS で本格化 複数ブランドがすでに展開中

トヨタやホンダといった日系ブランドがすでに根付いているブルネイ市場に、地元マレーシア発のプロトンが「EV」という形で差別化して切り込む——この構図はなかなか興味深いものがあります。

日本人が知っておくべきこと

マレーシアに住む日本人にとって、プロトンは街中でよく見かけるおなじみの存在です。手ごろな価格のエントリーモデル Saga から、SUV の X50・X70・X90 まで幅広いラインナップがあります。

e.MAS の海外展開が進むということは、プロトンが本気で EV ブランドとして国際市場を狙っているということ。その影響はマレーシア国内にも波及するはずです。

  • EV に興味がある方: マレーシア国内のプロトンショールームで e.MAS の詳細を確認できます
  • ブルネイ旅行を検討中の方: 今後ブルネイでも e.MAS 採用の Grab 車両や送迎が増える可能性があります
  • 車の購入を考えている方: プロトンの EV ラインナップは今後さらに拡充される見込みです

マレーシア発の国民車が EV で世界を目指す、その歩みを在住日本人として見守りたいですね。

出典: China Press の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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