テレワーク制度といえば、日本でもコロナ禍をきっかけに一気に広まりましたよね。実はマレーシアでも、2026年8月1日から連邦政府の公務員を対象に週2日の在宅勤務(WFH)が正式に認められることになりました。
何が変わるの?制度の概要
マレーシア連邦政府は、連邦公務員に対してハイブリッドワーク制度を導入します。週のうち2日は在宅勤務、3日はオフィス出勤が義務付けられる形です。コロナ禍で一時的に広まったリモートワークを、今度は制度として恒久化するものです。
「どの曜日に出勤?」州によって違います
マレーシアは州によって週末(週の休日)が異なるため、出勤必須日も地域差があります。
| 地域 | 週休日 | 出勤必須日 | 在宅可能日 |
|---|---|---|---|
| クアラルンプール・セランゴール・ペナンなど大多数の州 | 日曜日 | 月曜・金曜・追加1日 | 残り2日 |
| クダー・クランタン・トレンガヌ(金曜が週休) | 金曜日 | 日曜・木曜・追加1日 | 残り2日 |
週の頭と末尾にオフィス出勤日を固定することで、チームの連携や行政業務の継続性を確保する狙いがあります。
在宅勤務には「事前承認」が必要
好きな日を自由に在宅にできるわけではありません。上長の事前承認が必須で、担当業務の性質や部署の運営ニーズに応じて個別に判断されます。日本の多くの企業でも同様の承認フローがありますが、政府として制度化している点がマレーシアらしいところです。
エッセンシャルサービスは引き続き全員出勤
在宅勤務が認められるのは、すべての公務員ではありません。以下の職種は引き続き全員がオンサイト勤務となります。
- 教育 — 学校・大学の教職員
- 医療・保健 — 病院・クリニックのスタッフ
- 治安・警察 — セキュリティ関連職
- 国防 — 軍関係者
- 司法 — 裁判所職員
また、住民票や書類申請などの政府窓口カウンターは引き続き通常通り開庁します。日常の行政手続きに影響はありません。
日本と比べてみると
| 項目 | マレーシア公務員(2026年〜) | 日本の民間企業(平均) |
|---|---|---|
| 対象 | 連邦公務員 | 各社方針による |
| WFH日数 | 週2日(政府規定) | 週1〜3日(企業・部署によって異なる) |
| 出勤義務 | 週3日(固定) | 週3〜5日 |
| 承認方式 | 事前承認必須 | 企業によって異なる |
| 制度化の主体 | 政府主導・全国統一ルール | 各企業の裁量 |
日本では「自律的な在宅勤務」が民間主導で広まった一方、コロナ後に多くの企業が出社回帰へ転換しました。マレーシアでは逆に、政府が率先して週2日WFHを全国統一ルールとして制度化している点が特徴的です。
日本人が知っておくべきこと
行政窓口への影響は?
入国管理局(Immigration)、JPJ(道路交通局)、LHDN(内国歳入庁)などの窓口業務は制度の対象外で、引き続き通常通り開庁します。ビザ更新や免許証手続きのスケジュールに変更はありません。
取引先・担当者が公務員の場合
在宅勤務日はオフィス不在になることがあります。急ぎの用件や書類のやりとりがある場合は、相手の出勤曜日(月曜・金曜など)をあらかじめ確認しておくとスムーズです。
KL周辺の渋滞パターンが変わる可能性も
月曜・金曜の出勤集中が続く一方、週の中間日(火〜木)の在宅勤務が増えれば、平日ラッシュの分散が期待されます。通勤時間の変化に注目です。
マレーシアで働く日本人からも「在宅勤務ができる仕事に就きたい」という声は年々増えています。今回の公務員向けWFH制度は、マレーシア社会全体における働き方改革の加速を示す一つのシグナルともいえますね。民間企業への波及効果にも注目です。
出典: Varnam.my の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。制度の詳細・適用範囲は変更される場合があります。最新情報は公式発表でご確認ください。


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