マレーシアに住んでいたり、お子さんを現地校に通わせている方には気になるニュースです。アンワル・イブラヒム首相が、中等・高等教育に在学する学生を対象に、RM100(約4,000円)の図書バウチャーを配布すると発表しました。
発表の場は、クアラルンプール国際ブックフェア(KLIBF)。教育支援の一環として、読書文化の普及を目的とした政府の新たなプログラムです。
バウチャーの対象と内容
| 対象 | 管轄省庁 | バウチャー額 | 日本円換算 |
|---|---|---|---|
| 中等学校の生徒 | 教育省 | RM100 | 約4,000円 |
| 大学・高等教育機関の学生 | 高等教育省 | RM100 | 約4,000円 |
※ 1RM = 40.0円(2026年6月4日時点)
このプログラム、今回が初めてではありません。昨年(2025年)には約40万人の教師にも同様の図書バウチャーが配布されていました。さらに2024年には小学生向けRM100バウチャープログラムも始まっています。今回の発表により、小学生から大学生まで、すべての教育段階がカバーされることになります。
日本の取り組みとの比較
日本でも自治体単位での読書推進事業や図書カードNEXTの配布はありますが、国家レベルで全学生に一律バウチャーを配布するのはかなり大規模な取り組みです。
| 比較項目 | マレーシア | 日本(参考) |
|---|---|---|
| 対象 | 小〜大学生・教師(全段階) | 自治体・学校単位で異なる |
| 金額 | RM100(約4,000円) | 数百円〜1,000円程度が多い |
| 財源 | 国家予算 | 地方交付税・学校予算 |
| アプローチ | 現金バウチャー支給 | 朝の読書・読書週間などの活動が中心 |
日本は「朝の読書タイム」や「読書週間」で習慣づけを促すスタイルが主流ですが、マレーシアは「お金を渡して自分で本を選んでもらう」スタイル。選択の自由を重視する姿勢が面白いですね。
マレーシアの多言語教育と読書文化
マレーシアはマレー語・英語・中国語・タミル語が共存する多言語社会。学校の種類も国民学校(SK・マレー語)、華語学校(SJKC・中国語)、タミル語学校(SJKT)などと多岐にわたります。
そのため、バウチャーで購入できる本の言語も多様になるはずです。自分の母語で読む喜びを体験できる環境づくり——これがマレーシアらしい多文化共存の教育支援の形ともいえます。
日本人が知っておくべきこと
- インターナショナルスクールは対象外の可能性が高い:このバウチャーは教育省・高等教育省管轄の学校が対象です。日本人学校やインターナショナルスクールに通うお子さんは適用外になる可能性があります。学校側に確認してみてください。
- 具体的な配布方法はまだ未発表:MPH、BookXcess、Kinokuniya(KLCC内)などの書店で使えるかどうかは今後の公式アナウンスをお待ちください。
- KLIBFも要チェック:発表の場となったクアラルンプール国際ブックフェアは毎年開催される大型イベント。洋書・マレー語本を中心に、日本語書籍も若干取り扱いがあります。お子さんと一緒に本探しを楽しむ絶好の機会ですよ。
出典: Varnam の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。


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