双威建設Q1純利益56%増、配当22.8セン発表

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マレーシアに住んでいると、クアラルンプール近郊のあちこちで大型クレーンを見かけませんか?ここ数年、データセンターの建設ラッシュが続いており、その波に乗って快走している企業の一つが双威建設(Sunway Construction、証券コード:5263)です。2026年第1四半期(Q1)の決算が発表され、その数字は投資家を驚かせるものでした。

2026年Q1業績ハイライト

指標 Q1 2026 前年比 日本円換算(目安)
売上高 RM 10億2,269万 +27% 約411億円
純利益 RM 1億1,841万 +56.4% 約47.6億円
建設部門 税前利益 RM 1億4,870万 +33% 約59.8億円
プレキャスト部材部門 税前利益 RM 600万 前年比5倍 約2.4億円

※1RM = 40.2円(2026年5月18日時点)


双威建設って、どんな会社?

双威建設は、マレーシア人なら誰もが知るサンウェイグループ(Sunway Group)の建設部門です。サンウェイシティやサンウェイラグーン(テーマパーク)、サンウェイピラミッド(ショッピングモール)などを手がけた複合開発の雄です。

日本でいうと、清水建設や鹿島建設のような大手ゼネコンと、三井不動産のような総合デベロッパーを合わせたような存在です。建物を建てるだけでなく、プレキャストコンクリート(工場で部材を製造し現場で組み立てる工法)事業も展開しています。


配当情報:22.8センの大盤振る舞い

今回の決算で特に注目を集めたのが22.8センの配当発表です。

種類 金額 日本円換算
中間配当(Interim) 7.6セン 約3.1円/株
特別配当(Special) 15.2セン 約6.1円/株
合計 22.8セン 約9.2円/株
  • 権利落ち日(Ex-date):2026年6月9日
  • 支払日(Payment date):2026年6月25日

日本の株式投資では「配当利回り3〜4%」が高配当の目安とされますが、好業績に連動した今回の特別配当込みの還元策は、積極的な株主還元姿勢の表れといえます。


急成長の陰に「データセンター特需」

Q1の業績急伸を牽引したのはデータセンター建設です。

指標 内容
管理中のデータセンター容量 180MW超
進行中のグローバルテック顧客プロジェクト 10件
Q1新規獲得データセンタープロジェクト 3件
Q1新規の国際メガスケール顧客 1社

Google、Microsoft、Metaといった欧米テック企業が東南アジアでのデータセンター拡充を急いでいる中、マレーシアは電力の比較的安定した供給・安価な土地・親西洋的な政治環境から、データセンター建設の一大拠点となっています。日本でも半導体工場の誘致が国策として話題になっていますが、マレーシアではデータセンター建設がそれに匹敵する産業として盛り上がっているのです。


Q1だけで年間目標の50%超を受注

Q1に新規受注した工事の総額はRM35億9,000万(約1,443億円)。これは年間目標の50%以上をわずか3ヶ月で達成したことになります。日本の大手ゼネコンでも「大型受注」は株価の好材料になりますが、双威建設の受注ペースはそれを大きく上回る勢いです。


日本人投資家・在住者向けメモ

バーサマレーシア(Bursa Malaysia)で投資を検討している方へ

  • 双威建設の証券コードは 5263
  • バーサマレーシアは東証(東京証券取引所)に相当するマレーシアの株式市場
  • 外国人でもマレーシアの証券口座(Maybank Securities、RHB など)を開設すれば購入可能
  • マレーシアは個人の配当に課税なし。ただし日本居住者は日本での確定申告が必要な場合あり

在住者として注目すべきこと

マレーシアの建設ラッシュは、生活にも直接影響しています。クランバレー周辺では、新しい道路工事やMRT(都市高速鉄道)延伸工事が今も続いており、毎日その変化を実感できます。双威建設のような大手ゼネコンが好調なことは、マレーシア経済全体の活況を示す一つのバロメーターとも言えますね。


双威建設の快調ぶりは、マレーシアがデータセンターとインフラ整備の波に乗っていることの証明でもあります。現地に暮らしながら、その変化を肌で感じられるのがマレーシア在住の醍醐味ではないでしょうか。

写真: Paweł Szymankiewicz / Unsplash

出典: China Press の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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