野菜が最大30%値上がり!ジョホール・スランゴール

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最近、スーパーや市場で野菜を買うとき「あれ、なんか高くなった?」と感じたことはありませんか?実は今、ジョホール州とスランゴール州を中心に、野菜の価格が2〜3割も急騰しています。家計に直結するこの問題、何が起きているのか、そしてこれからどうなるのかをまとめました。

何がどれだけ値上がりしているのか

主な野菜の価格変動をまとめました(1RM = 39.6円、2026年3月31日時点)。

ジョホール州の価格変動

野菜 値上がり前(RM/kg) 現在(RM/kg) 日本円換算(現在) 上昇率
赤唐辛子 RM10(396円) RM13〜15 515〜594円 +30〜50%
キャベツ RM3(119円) RM4〜5 158〜198円 +33〜67%

スランゴール州(シャーアラム)の価格変動

野菜 値上がり前(RM/kg) 現在(RM/kg) 日本円換算(現在) 上昇率
唐辛子 RM9(356円) RM12 475円 +33%
生姜 RM7.50(297円) RM9.50 376円 +27%
長豆(インゲン系) RM7(277円) RM10 396円 +43%

数字で見ると、唐辛子や長豆で4割近い値上がりというのはかなり大きな変動です。

なぜ急に値上がりしたのか? 2つの主な原因

1. ディーゼル価格の引き上げ → 輸送コスト増

マレーシアでは政府の補助金政策の見直しにより、ディーゼル燃料の価格が引き上げられました。野菜の産地からスーパーや市場まで運ぶトラックの燃料費が上がると、その分が価格に上乗せされます。日本でいえば、ガソリン価格の上昇が宅配便や流通コストを押し上げるのと同じ構図です。

2. 異常な暑さ → 農作物への打撃

マレーシアの野菜産地として有名なキャメロン・ハイランド(Cameron Highlands)では、近年の高温化が農業に影響を及ぼしています。高地の涼しい気候を活かして栽培されてきた野菜が、暑さで収量が落ちるうえ、肥料や農薬のコストも増加しています。

この2つが重なったことで、今回の急激な値上がりが起きているのです。

日本との比較で考えると

日本でも「物価高」が続いていますが、野菜の価格帯としてはどうでしょうか。

野菜 マレーシア現在価格(/kg) 日本の相場(/kg)目安
キャベツ RM4〜5(158〜198円) 100〜200円程度
生姜 RM9.50(376円) 600〜1,000円程度
インゲン系 RM10(396円) 400〜700円程度

生姜はマレーシアの方がまだかなり安め、キャベツは日本と同等に近づいてきた印象です。「マレーシアは物価が安い」というイメージがありますが、食材によっては日本との差が縮まりつつあります。

これからどうなる? 消費者団体の見通し

ペナン消費者協会(Consumers Association of Penang)によると、短期的にはさらに最大50%まで上昇する可能性があるとしています。ただし、供給量自体は現時点で安定しているとのことで、価格は最終的に20〜30%高の水準で落ち着くと見られています。

「足りなくて買えない」という状況ではないのが救いですが、しばらくは高値が続く可能性が高そうです。

日本人向けメモ

在住者の方へ

  • 特に影響が大きいのは唐辛子・生姜・長豆。カレーやサンバルなど、マレーシア料理に欠かせないスパイス野菜が値上がりしているため、外食の価格にも間接的に影響が出る可能性があります。
  • AEONやLotus’sなどの大型スーパーは地場の湿り市場(ウェットマーケット)より価格が安定していることが多いため、コスト意識が高い方には比較検討をおすすめします。
  • キャベツは比較的価格が安定しやすい野菜です。唐辛子類の代わりに料理にキャベツをより活用するなど、メニューを少し工夫するのも手です。
  • もやしや豆腐など価格が安定している食材と組み合わせると、食費の増加をある程度抑えられます。

旅行者の方は、ローカルレストランのメニュー価格が微妙に上がっている場合も。特に野菜炒め系のメニューは要注目です。

写真: Esperanza Doronila / Unsplash

出典: Varnam の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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