受注残58億円!基明集団の利益2倍超を予測

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マレーシア株に興味はありますか?今日ご紹介するのは、サラワク州を拠点に急成長中の基明集団(Keeming Group、証券コード: KEEMING 0392)です。大手銀行系アナリストが2026年の利益を前年比2倍超と予測し、注目を集めています。

基明集団(Keeming Group)とは?

基明集団は、工業団地の開発・建設からデータセンターや太陽光発電インフラまで手がけるマレーシアの中小型インフラ企業です。上場市場はACEマーケット(日本でいう東証グロース市場に相当)。現地ではマレーシアの産業・エネルギー政策の波に乗る成長株として注目されています。

注目のポイント:受注残が年商の2.8倍

2025年12月時点の受注残(バックオーダー)はRM1億7,600万(約58億円)。これは2025年度の年間売上高のなんと2.8倍に相当します。日本の建設・インフラ会社に例えると、「今後2〜3年分の仕事がすでに手元にある状態」です。

指標 数値 日本円換算(1RM≈33円)
受注残高 RM1億7,600万 約58億円
現在の株価 RM0.785 約26円
アナリスト目標株価 RM0.94 約31円
目標株価までの上昇余地 約+19.7%
予測EPS(FY2027) 6.7セン
予測PER(FY2027) 11.4倍

東証グロース市場の平均PERが20〜30倍台であることと比較すると、11.4倍というのはかなり割安感があります。

なぜ2026年に利益が2倍になるのか?

最大の要因はValdorインダストリアルパーク(工業団地)プロジェクトの完工です。このプロジェクトにはRM3,010万(約10億円)の未認識収益が残っており、完工時に一括で売上計上される見込みです。

日本の建設業界でいえば「工事完成基準」による一括計上に近いイメージ。工事が終わった瞬間に業績がドカンと伸びる構造です。

さらにアナリストはFY2026〜2028年の利益予測を14〜20%上方修正。主な根拠はこちらです:

成長ドライバー 内容
データセンター需要 東南アジア最大規模のデータセンター建設ラッシュが継続
太陽光発電インフラ 再生可能エネルギー政策に乗った施設(IF)案件
テナガ・ナショナル関連 マレーシア最大の電力会社との取引拡大
サラワク州大型開発 同州の資源・産業インフラ案件への参入

マレーシア政府がデータセンターと再エネを国策として推進しているため、この追い風はしばらく続くと見られています。

日本人投資家が知っておくべきこと

ACEマーケットの特性
東証グロース市場に近い新興企業向け市場です。流動性が低めで、大きな注文を出すと株価が動きやすい特性があります。小口での積み立て的なアプローチが向いています。

マレーシア株への投資手段
日本の主要ネット証券(楽天・SBI等)ではマレーシア株の取り扱いがほとんどありません。現地の証券会社(Maybank Investment、CIMB Securities等)の口座が必要です。マレーシア在住者であればパスポートとMyKAD(またはビザ)で口座開設が可能です。

為替リスク
RM(リンギット)建て投資になるため、円高・リンギット安の局面では円換算の損益に影響します。現在1RM≈33円ですが、為替変動には注意が必要です。

今回のアナリストレポートについて
Maybank Berhad(マレーシア最大の銀行系証券会社)のアナリストによる分析です。目標株価RM0.94は現在値から約20%の上昇余地を示していますが、あくまでも参考値です。投資は必ず自己判断で行ってください。


マレーシアに在住している日本人は、現地の成長テーマ(データセンター・再エネ・インフラ)に直接触れられる立場にあります。基明集団のような中小型株は大きなリターンを狙える反面リスクも高いですが、現地の肌感覚を活かした情報収集ができるのは在住者ならではの強みです。

出典: China Press の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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