中東紛争が株価直撃!日韓5%超急落とマレーシアへの影響

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マレーシアに住んでいると、日本の株式市場のニュースが少し遠く感じることがあるかもしれません。でも2026年3月28日に起きた出来事は、在マレーシアの日本人にとっても決して無関係ではありませんでした。

何が起きたのか?

2026年3月28日、イエメンのフーシ派武装組織がイスラエルに向けて弾道ミサイルを発射しました。これは、米国とイスラエルが2月28日にイラン関連施設への空爆を開始して以来、フーシ派が初めて直接参戦した瞬間です。「中東」から「西アジア全体」へと紛争が拡大するリスクを市場が一気に織り込み、アジア各国の株式市場が連鎖的に急落しました。

アジア各市場の反応

日本人にとって最も気になるのは、やはり日本市場への影響でしょう。

市場 始値変動 日中最安値 終値変動
日本(日経225) -2.47% -5.25%(50,566pt) -2.80%(51,885pt)
韓国(KOSPI) -4.72% -5.28%(5,151pt) -2.97%(5,277pt)
台湾(加権指数) -2.00%
香港(ハンセン) -0.80%
シンガポール -1%未満
インドネシア -1%未満
フィリピン -1.70%
マレーシア(KLCI) 比較的軽微

日経平均は日中に一時5.25%の急落を記録しましたが、終値では2.80%安まで回復。「底を売った後に買い戻しが入る」典型的なパニック売りのパターンでした。日本でいうなら、東日本大震災直後のような短期急落に近い動きです。

なぜ日韓の下落が特に大きかったのか?

日本と韓国の株式市場が東南アジアより大きく下落した背景には、いくつかの構造的な理由があります。

①エネルギー依存度の高さ
日本も韓国も、エネルギー自給率が極めて低く、中東からの原油・LNG輸入に大きく依存しています。紛争が激化すると、ホルムズ海峡やアデン湾の輸送ルートが遮断されるリスクがあり、製造コスト上昇への懸念が即座に株価に反映されます。マレーシアは自国でガスと石油を産出する産油国のため、この影響が相対的に小さいのです。

②外国人投資家の比率
日本・韓国・台湾の株式市場は外国人投資家の売買比率が高く、地政学リスクが高まると「安全資産への逃避」として売りが集中しやすい構造になっています。

③円・ウォンのリスク通貨化
地政学リスクが高まると、円は「安全通貨」として買われる場合と、「リスクオフによる円高」で輸出企業株が下がる場合の両面があります。今回は日本株にとって不利な方向に働きました。

東南アジア・マレーシアは「比較的安全地帯」だったのか?

シンガポール、インドネシア、マレーシアの下落幅が1%未満にとどまったことは注目に値します。これは偶然ではありません。

  • 地理的距離: 東南アジアは中東紛争の直接的な影響圏から遠い
  • 産油国の恩恵: マレーシア・インドネシアは油価上昇がむしろプラスに働く側面がある
  • 市場の分散: ASEANの株式市場は欧米機関投資家の比率が日韓より低く、パニック売りが連鎖しにくい

マレーシアに住んでいると、日本のメディアが騒いでいる割に「ここでは意外と普通だな」と感じることがあるかもしれませんが、それはこうした構造的な理由があるからです。

日本人が知っておくべきこと

💰 日本の証券口座を持っている方へ
急落した日には慌てて売却するのではなく、終値が始値より回復していることを確認してください。今回も日経平均は日中安値から約1.3%戻して引けています。短期パニック売りへの巻き込まれに注意しましょう。

🏦 マレーシアリンギットへの影響
地政学リスクが高まると一般的にドル高・新興国通貨安が起きやすく、リンギット(RM)も多少の下押し圧力を受けることがあります。日本への送金タイミングを検討している方は為替動向に注目を。

📰 情報源の選び方
China Pressなどマレーシアの中華系メディアは、アジア株式市場の動向をリアルタイムで日本メディアより早く報じることがあります。マレーシア在住者としてこうした現地メディアを活用するのも賢い選択です。

紛争の今後の展開次第で市場は引き続き不安定な動きをする可能性があります。長期的な資産形成を考えている方は、短期の値動きに一喜一憂せず、定期的な情報収集を続けることが重要です。

出典: China Press の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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