マレーシア手袋株が急騰!4大銘柄に何が?

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マレーシアが「世界の手袋工場」だと知っていますか?医療用手袋の世界シェア約60〜65%を誇るマレーシアでは、手袋関連銘柄はブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)を代表するセクターのひとつ。2026年3月30日、その4大銘柄が一斉に急騰しました。

4大天王が同日に急騰

大盤(市場全体)が軟調ななか、手袋株だけが逆行高となりました。

銘柄 コード 終値 日本円換算 上昇率 備考
Top Glove 7113 63セン 約25円 +10.5% 出来高9,480万株(5ヶ月超ぶりの高水準)
Hartalega 5168 RM1.13 約45円 +13% 高値RM1.20(約48円)をつける場面も
Kossan 7153 RM1.09 約43円 +5.8%
Supermax 7106 30セン 約12円 +13.2%

※1RM=39.9円(2026年3月30日時点)

ヘルスケア指数も31.73ポイント(2.12%)上昇し、1,531.94で引け。1ヶ月超ぶりの高値水準となりました。

なぜ急騰? 中東情勢が意外な形で波及

急騰の引き金となったのは、西アジア(中東)情勢の悪化によるニトリルゴムラテックスの供給不足懸念です。

医療用手袋の主原料「ニトリルゴム」は、石油化学製品を原料として作られます。中東紛争の激化により供給が滞るとの観測が広がると、「原料が入手しにくくなる→製品価格が上がる→手袋メーカーの収益改善」という期待から投資家の買いが集中しました。

またMAGRMA(マレーシアゴム手袋製造業者協会)が政府に対して支援措置を求めており、業界の厳しい状況と政策への期待感も相まって、注目度がさらに高まりました。

コロナ禍の記憶と重なる構図

日本でも2020〜2021年のコロナ禍に医療用手袋の不足が大きな問題になりましたよね。当時、マレーシア製手袋の需要が爆発的に膨らみ、Top Gloveなどの株価は数ヶ月で数倍〜10倍以上に跳ね上がり、世界中の投資家の注目を集めました。

コロナ禍の急騰(2020〜2021) 今回の急騰(2026年3月)
背景 世界的な手袋需要の爆発的増加 中東情勢→原料供給への不安
規模 年単位の長期上昇トレンド 1営業日での急騰
きっかけ 需要サイドの急変 供給サイドの懸念
注目度 世界中の投資家が参入 ブルサ内での買い集中

コロナ禍と異なるのは今回が「1日の急騰」である点。需要の実態が変わったわけではなく、あくまで供給不安による思惑買いのため、翌日以降の反動にも注意が必要です。

日本人向けメモ

マレーシア在住でブルサ・マレーシアへの投資を考えている方へ、参考情報をまとめました。

  • 口座開設: Maybank Investment、CIMB Investment、Rakuten Trade Malaysia などで口座開設すれば日本人でも取引可能
  • 主要コード: Top Glove(7113)、Hartalega(5168)、Kossan(7153)、Supermax(7106)
  • 手袋株の特性: 地政学リスク・パンデミック懸念に敏感な「イベント銘柄」として知られ、ニュース一本で10%超動くことも珍しくない
  • 注意点: 1日で10%超の急騰は反動も大きい。短期売買よりも業界動向を継続ウォッチするスタンスがおすすめ

マレーシアで日常生活を送りながら、病院や薬局で見かける医療用手袋がここマレーシアで作られていると思うと、少し誇らしい気持ちになりませんか?世界の医療インフラを支えるこの産業の動向は、投資家でなくても知っておいて損はありません。

出典: China Press の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。価格・株価・条件は変更される場合があります。投資は自己責任で行い、最新情報は公式サイトや証券会社でご確認ください。

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