マレーシアで働いている方なら毎月の給料から天引きされているEPF(Employees Provident Fund)、マレー語ではKWSP。日本の厚生年金に相当するこの積立基金の2025年度配当率が6.3〜6.5%になる見通しだと、Bank Muamalatのチーフエコノミストが予測しています。
そもそもEPF/KWSPって何?
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | Employees Provident Fund(従業員積立基金) |
| マレー名 | KWSP(Kumpulan Wang Simpanan Pekerja) |
| 仕組み | 給与から毎月11%を従業員が、13%を雇用主が積立 |
| 対象者 | マレーシアで就労するすべての従業員(外国人を含む場合あり) |
| 配当 | 年1回、積立残高に対して配当が支払われる |
2025年度の配当率予測
6.3〜6.5% — 前年(2024年)の6.3%と同水準かやや上昇する見込み。
根拠は、2025年1〜9月のEPF投資収益が前年比11%増と好調だったこと。EPFは資産の約38%をグローバル市場で運用しており、世界的な株式市場の回復が追い風になっています。
配当率の歴史:どれくらいもらえるもの?
| 期間 | 配当率 |
|---|---|
| 1952〜1959年 | 2.5%(最低記録) |
| 1983〜1987年 | 8.5%(最高記録) |
| 2024年 | 6.3% |
| 2025年(予測) | 6.3〜6.5% |
日本人にとっての意味
日本の年金との比較
| EPF(マレーシア) | 厚生年金(日本) | |
|---|---|---|
| 配当/利回り | 6.3〜6.5%/年 | 約1.7%(名目運用利回り) |
| 残高確認 | i-Akaun アプリで即時確認可 | ねんきんネットで確認 |
| 引き出し | 55歳から全額引出可。住宅購入等で一部引出可 | 65歳から年金として受給 |
| 外国人の扱い | 帰国時に全額引出可能(申請が必要) | 脱退一時金あり(上限あり) |
在住日本人が知っておくべきこと
- マレーシア現地企業で働いている場合、EPFへの積立は義務。配当率6%超は定期預金(約3%前後)を大幅に上回り、非常に有利
- 日系企業の駐在員は通常EPFの対象外(日本の社会保険に加入)
- MM2Hビザ等で就労していない場合はEPFに加入できない
- 正式発表は2026年3月頃。i-Akaunアプリまたは公式サイトで確認可能
出典: Sin Chew Daily の情報を元に、日本人在住者向けに独自作成した記事です。配当率は予測値であり、正式発表をご確認ください。本記事は投資助言ではありません。


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